メルボルン・シティと対戦したヴァンフォーレ甲府 [写真]=Getty Images
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループH第1節が9月20日に行われ、ヴァンフォーレ甲府(日本)とメルボルン・シティ(オーストラリア)が対戦した。
昨シーズンは、リーグ戦で苦しんだものの天皇杯を制し、クラブ初となるACL出場権を獲得した甲府。アウェイに乗り込んだ初戦は、15日の東京ヴェルディ戦からスタメンを11人入れ替えて勝利を狙った。
試合は、序盤から甲府が強度の高い守備でリズムを掴むと。15分に右サイドバックを務める関口正大が、相手のミドルパスをカットし、素早いカウンターを仕掛ける。鳥海芳樹からボールを受けた飯島陸が、相手DFラインの背後に抜け出した松本孝平にスルーパスを送り、GKと1対1の局面が訪れる。しかし、右足でファーサイドを狙ったシュートはGKに弾かれ、決定機を逃してしまった。
38分には、ゴール正面やや左の位置でFKを獲得。佐藤和弘の右足から放たれたボールは、鋭く斜めに落ちながらゴールへと向かうが、惜しくもクロスバーを叩き得点には至らない。
迎えた後半も、前半同様にボールを握るメルボルン・シティと、堅いブロックを敷きながらカウンターを狙う甲府の構図に。すると58分、自陣左サイドでボールを奪うと、素早く前線へとパスを繋ぎ、左サイドを駆け上がってきた宮崎純真にボールが渡る。松本孝平がDFを引き連れて開けたスペースで鳥海が横パスを受けると、ボックスに侵入しながら右足を振り抜くが、強烈なシュートはGKのファインセーブによって防がれてしまう。
その後は、メルボルン・シティに押し込まれる時間があったものの、試合は0-0のまま終了。最後まで果敢にゴールを狙い続けた甲府は、初のACLながらシュート本数で相手を上回るなど、堂々たる戦いを披露し、貴重な勝ち点「1」を獲得した。次戦は、10月4日に国立競技場でブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦する。
【出場選手】
▼甲府(4-5-1)
GK:マイケル・ウッド
DF:関口、井上、神谷(85分 蓮川)、小林
MF:佐藤(85分 品田)、林田、鳥海、飯島(65分 三平)、武富(HT 宮崎)
FW:松本孝平(58分 ウタカ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト