殊勲の決勝点を挙げた主将の橘田 [写真]=金田慎平
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第2節が3日に行われ、川崎フロンターレ(日本)は蔚山現代(韓国)とホームで対戦。89分に主将の橘田健人の劇的なミドルシュートで1-0と勝利をもぎ取り、大会連勝を飾った。
殊勲の決勝点を挙げた橘田は、「試合前から簡単な試合にならないと思っていたので、その中でも最後まで全員が集中して戦い切ったから勝つことができました」と喜びのコメント。
鮮やかな決勝点については「もらう前から声を出して呼んでいて、ボールが来たので、入ってくれと思いながら思いっきり振り抜いたらいいコースに飛んでくれました。ボールが思っているより左側、(体の)真ん中寄りに来たので、まっすぐ振り抜こうと思いました」と振り返った。
川崎Fの鬼木達監督は試合後の会見で橘田について、「今シーズン、苦しんでいるところもありましたけど、ここ最近、殻を破り始めている。今日も守備で広範囲にわたる良さがありましたし、局面だけでなく、徐々に全体像を把握しながらプレーできるようになっている」と評したが、自身も苦しんだ中で戦い続けた今季の中、「どんな状況でも活躍したいという気持ちをずっと持っていましたし、直接自分のゴールで勝たせられたのは本当に嬉しかったです。腐らずにやり続けてよかった」と、勝利を喜んでいる。
ACLで後塵を拝してきた蔚山に勝利して、連勝で首位に立ったが、「本当にいい入りができたと思います。でもまだ試合がたくさん残っているので、ここからもっと気を引き締めて、全部勝っていけるように準備していきたいです」と切り替えを強調。「今後もこういった活躍をして、チームの勝利に貢献したい」と力強く話している。
By サッカーキング編集部
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