先制点を挙げた川崎Fの遠野大弥(写真右)
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループI第3節が24日に行われ、川崎フロンターレ(日本)は敵地でパトゥム・ユナイテッド(タイ)と対戦した。
開幕2連勝の川崎Fに対して、パトゥムは連敗スタートと、対照的な滑り出しとなった両チーム。川崎Fは、週末のアビスパ福岡戦を欠場した登里享平が左サイドバックの位置に復帰し、福岡戦で活躍した遠野大弥がスタメンに名を連ねた。
試合は序盤の14分に川崎Fが先手を奪う。レアンドロ・ダミアンを起点に、ボックス右でDFと入れ替わった家長昭博が中央へ横パスを送ると、これを遠野が右足でシュート。グラウンダーのボールがGKの股下を抜けてネットを揺らした。さらに脇坂泰斗もゴールを脅かすシーンを作ったが、時間の経過と共に押し込まれる時間が増えていく。
すると前半アディショナルタイム、右サイドからアーリークロスを放り込まれると、ボックス中央のイゴール・セルゲーフがアバウトなボールをピンポイントで合わせてヘディングシュート。ループ気味のボールがゴール右上に吸い込まれ、パトゥムが試合を振り出しに戻した。
迎えた後半、川崎Fは遠野に代えて瀬古樹を投入。パトゥムにボールをもたれる場面もあったが、52分にマルシーニョの粘りからゴールに迫ると、ボックス手前に溢れてきたボールを橘田健人が右足を一閃。強烈なシュートがGKの手を弾いてゴールラインを割り、川崎Fが勝ち越した。
川崎Fは68分にもカウンターからマルシーニョがドリブルでボールを持ち込み、自らゴールネットを揺らして加点。リードを2点に広げると、77分には右CKから大南拓磨がヘディングシュートを決め、4点目を奪った。その直後、GKチョン・ソンリョンがボールを保持しようと足を上げたプレーが危険な行為とされ、PKを献上。これを決められて2-4とされたが、試合はそのまま終了。川崎Fが敵地で白星を手にし、開幕3連勝で首位の座をキープした。
【スコア】
パトゥム・ユナイテッド 2-4 川崎フロンターレ
【得点者】
0-1 14分 遠野大弥(川崎F)
1-1 45+1分 イゴール・セルゲーフ(パトゥム)
1-2 52分 橘田健人(川崎F)
1-3 68分 マルシーニョ(川崎F)
1-4 77分 大南拓磨(川崎F)
2-4 82分 イゴール・セルゲーフ(パトゥム)PK
By サッカーキング編集部
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