PKを決めてレアンドロ・ダミアンと抱き合う川崎FのMF脇坂
AFCチャンピオンズリーグ（ACL）・グループI第4節が7日に行われ、川崎フロンターレ（日本）が本拠地・等々力陸上競技場にパトゥム・ユナイテッド（タイ）を迎えた。
前節、敵地でパトゥムに勝利して開幕3連勝を飾った川崎Fに対して、パトゥムは3連敗スタートと、対照的な滑り出しとなった両チーム。川崎Fは、先週末の柏レイソル戦とほぼ同じメンバーがスタメンに名を連ね、ワントップだけがバフェティンビ・ゴミスからレアンドロ・ダミアンに入れ替わった。
試合は序盤からホームの川崎Fが押し込む展開となるが、パトゥムも最前線のイゴール・セルゲーフを使ったカウンターで応戦する。しかし、先手を奪ったのは主導権を握る川崎Fだった。15分、左サイドでボールを持ったマルシーニョがカットインすると、ボックス内で対応したDFに足をかけられてPKを奪取。このPKを脇坂泰斗が落ち着いて決め、先制に成功した。
その後も試合を優位に進めていた川崎Fだったが、33分にミスから失点を喫してしまう。ボールを持ったGKチョン・ソンリョンのパスがチャナティップに渡ると、ボックス手前から右足でシュート。GKとDFのタイミングをずらしたシュートがネットを揺らし、試合は振り出しに戻った。
それでも直後の37分、今度はボックス内でレアンドロ・ダミアンが倒されてPKを得ると、これを再び脇坂がゴール左に決めて川崎Fが勝ち越し。そのまま前半を終えるかと思われたが、パトゥムが41分、高い位置でのボール奪取からチャナティップが右足を一閃。ボックス手前から放たれたシュートはコースに入っていたジェジエウの足に当たってコースが変わり、ゴール右に決まった。
2－2で迎えた後半、思わぬ形で試合が動く。パトゥムの攻撃を牽引していたフレディ・アルバレスの足が瀬古樹の足首を危険な形で踏みつけたとして、オン・フィールド・レビューの末にレッドカードが提示され、川崎Fが数的優位な状況となった。そして直後の60分には、家長昭博のクロスにマルシーニョが頭で合わせてネットを揺らしたが、家長の飛び出しがわずかに早くノーゴールに。
それでも68分、脇坂の左CKにボックス中央の山村和也が頭で合わせ、川崎Fが3点目を奪った。後半アディショナルタイムには途中出場の宮代大聖も加点し、終わってみれば川崎Fが4－2で勝利。ACL開幕から4連勝を果たし、グループステージ突破に大きく前進した。
【スコア】
川崎フロンターレ 4－2 パトゥム・ユナイテッド
【得点者】
1－0 16分 脇坂泰斗（川崎F）PK
1－1 33分 チャナティップ（パトゥム）
2－1 40分 脇坂泰斗（川崎F）PK
2－2 41分 チャナティップ（パトゥム）
3－2 68分 山村和也（川崎F）
4－2 90＋8分 宮代大聖（川崎F）
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By サッカーキング編集部
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