好セーブを連発し、PK戦では5人目のキックを止めたGKポープ [写真]=金田慎平
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝セカンドレグが24日に行われ、横浜F・マリノス(日本)は蔚山現代(韓国)と対戦。90分間を3-2で終え、2戦合計スコアを3-3とすると、その後のPK戦に5-4で勝利し初の決勝進出を決めた。
敵地でのファーストレグを0-1で落とした横浜FMは、植中朝日の2ゴールとアンデルソン・ロペスの得点で30分までに3点をリード。しかし、35分に1点を返されると、その4分後には自陣ボックス内でハンドの反則を犯した上島拓巳にレッドカードが提示され、さらにPKを決められ2戦合計スコアが3-3となる。それでも、その後は蔚山現代の猛攻を凌いで延長戦まで戦い切ると、PK戦を制してアル・アイン(UAE)が待つ決勝へ駒を進めた。
2失点を喫したものの、この試合で好セーブを連発し、PK戦では蔚山現代の5人目キム・ミヌのキックを見事にストップしたGKポープ・ウィリアム。今シーズン新加入の守護神は「ほっとしています」と率直な思いを吐露しつつ、PK戦については「体が結構ギリギリだったので、駆け引きとかではなく、自分を信じて決めた方向に思い切り飛ぼうと。それだけです」と言及。その上で試合の振り返りと決勝戦への意気込みを次のように語った。
「早い時間に自分のチームが退場してしまい、本当に耐えるだけというか、自分のところで何とかあれ以上失点しないことは意識していました。チームのみんなもハードワークしてくれましたし、チーム全員の力、サポーターの皆さんの力も含めて、マリノスファミリー全員で掴み取った勝利だと思います」
「マリノスがこれまで取っていないタイトルですし、僕自身も初めてなので、このクラブのために自分自身の力を発揮できるように、ここからもう一回良い準備したいです」
アル・アインとの決勝戦はファーストレグが5月11日、セカンドレグが25日に予定されている。
By サッカーキング編集部
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