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横浜FMは後半ATに痛恨失点でドロー決着 ヤン・マテウス弾で一時逆転も…山東の強力外国籍トリオに苦戦

5時間前

山東泰山vs横浜FM[写真]=Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)EAST第3節が22日に行われ、横浜F・マリノス(日本)は山東泰山(中国)と『済南オリンピック・スポーツセンター・スタジアム(中国)』で対戦した。

 今シーズンから大会フォーマットが変更となり、アジアの頂点を決める最上位の大会として誕生したACLE。1チームが8試合を戦うリーグ戦形式(リーグステージ)となり、東西各12チームのうち各上位8チームがホーム&アウェイのラウンド16へと進出する。横浜FMはACLE初戦で光州(韓国)に敗れたものの、第2節で蔚山HD(韓国)に勝利し、1勝1敗。対する山東も1勝1敗で第3節に臨んだ。

 前半立ち上がりは、横浜FMがボールを支配し、シュートまで持つ込む場面を作った。だが、山東もヴァレリ・カザイシュヴィリ、ゼカ、クリサンの外国籍選手3人が局面で違いを見せ、カウンターで横浜FMに脅威を与える。

 すると、43分に試合が動いた。左サイドからカザイシュヴィリがクリザンとのワンツーでペナルティエリア内に侵入。ゼカがボールを収めて、後方にラストパスを送ると、走り込んだクリサンがダイレクトでシュートし、ゴール右隅に決まった。山東が先制に成功して前半を折り返す。

 後半も山東の外国籍選手が存在感を放った。51分にはウー・シンハンのクロスをクリサンが高い打点でヘディング。シュートは枠を捉えたが、ゴールカバーに入ったエドゥアルドがクリアし、失点を免れた。一方、横浜FMも直後にチャンスを作る。加藤聖のアーリークロスに植中朝日がダイレクトで合わせてシュート。しかし、これは中国代表GKワン・ダーレイの2度のストップに阻まれた。

 それでも諦めずに攻撃を続けた横浜FMは、コーナーキックを獲得。ヤン・マテウスのクロスをニアサイドでエドゥアルドがヘディングすると、ゴール前でアンデルソン・ロペスが押し込み、ゴールネットを揺らした。54分に横浜FMが同点に追いつく。

 その後も両チームともに積極的に攻撃を仕掛けたが、終盤は横浜FMがよりゴールに迫った。71分には加藤のスルーパスに反応した天野純が完全に最終ラインの背後を取ったが、タッチが大きくなり、勢いよく飛び出したGKワン・ダーレイの好セーブに阻まれる。76分には再び天野がペナルティエリア内でボールを受けてシュートするが、枠を捉えられず。83分には天野のクロスからアンデルソン・ロペスがシュート。しかし、これは相手DFに阻まれた。

 87分に左サイドから宮市亮、加藤とつないで、ペナルティエリア内からヤン・マテウスがダイレクトで左足を振り抜くと、狙いすましたシュートは見事にゴール左隅へと決まった。横浜FMが逆転に成功する。

 このままリードを守り切りたかった横浜FMだが、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫してしまう。ペナルティエリア内で高く上がったボールをクリサンがヘディングシュート。これはGK飯倉大樹が弾いてクロスバーに当たり、再びボールは空中へ。ここに勢いよく飛び込んできたジョン・ジョンにゴールへ押し込まれた。

 試合はこのまま2-2で終了。横浜FMは後半アディショナルタイムの失点で勝ち点3を逃し、ドロー決着に終わった。

 今後、横浜FMは27日に天皇杯準決勝、30日に明治安田J1第35節を戦ったあと、11月6日にホームでACLE第4節ブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦する。

【スコア】
山東泰山 2-2 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 43分 クリサン(山東泰山)
1-1 54分 アンデルソン・ロペス(横浜FM)
1-2 87分 ヤン・マテウス(横浜FM)
2-2 90+2分 ジョン・ジョン(山東泰山)

By サッカーキング編集部

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