カヤFCとサンフレッチェ広島の一戦は1-1で終了 [写真]=AFC
AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・グループE第5節が28日に行われ、カヤFC(フィリピン)とサンフレッチェ広島(日本)が対戦した。
ここまで4試合を消化したグループEで4連勝を達成し、勝ち点「12」の首位に立つ広島。前節の勝利で決勝ラウンド進出を確定させた同クラブは、複数の若手選手を先発起用するなど大幅にメンバーを入れ替えた。対する3位のカヤFCは、駒木秀人、斎藤彰人、山崎海秀、堀越大蔵の日本人4選手が先発。星出悠監督の下、今大会2勝目を目指す。
試合は、立ち上がりの8分に広島が決定機を作る。細谷航平がハーフライン付近よりボールを差し込み、満田誠がマルコス・ジュニオールとのパス交換でバイタルエリアに侵入。ボックス正面でフリーとなった中島洋太朗にラストパスを出し、右足でグラウンダーのシュートを放つ。しかし、低く抑えたボールは枠の左へ。広島が試合序盤からカヤFCを脅かす。
さらに、15分には満田のクロスにM・ジュニオールが頭で反応。ゴール手前からヘディングを放つが、シュートは枠を捉えきれない。すると、直後の19分にカヤFCがスコアを動かす。左サイドでスローインを獲得し、投げ入れられたボールに堀越が体を入れ替えて抜け出す。左足で低いクロスを蹴り入れると、飛び込んできた駒木がダイレクトで合わせる。シュートはミートできなかったものの、ボールは緩やかに転がりながらゴールイン。ホームのカヤFCが先制に成功した。
リードを許した広島のミヒャエル・スキッベ監督は、ハーフタイムに3枚替えを敢行。新井直人、松本泰志、中野就斗をピッチに送り込んだ。そんななか、後半開始早々から広島にアクシデントが発生。交代直後の新井がピッチに倒れ込み、プレー続行が不可能に。柏好文との負傷交代を余儀なくされた。
それでも68分、広島がゲームを振り出しに戻す。左サイドを突破した松本泰志がクロスを上げ、大外で待つ満田がワンタッチでマイナスに折り返しを供給。ボックス内で混戦が生まれると、相手のクリアが井上愛簾の左足に直撃する。跳ね返ったボールはゴールに吸い込まれ、運も味方する形で広島が同点弾を奪取。ユースに所属する井上にとっては、嬉しいトップチーム初ゴールとなった。
結局、そのまま試合は1-1で終了。両者1ポイントずつを分け合った。次節は来月5日に行われ、広島はホームで東方(香港)と対戦する。
【スコア】
カヤFC 1-1 サンフレッチェ広島
【得点者】
1-0 18分 駒木秀人(カヤFC)
1-1 68分 井上愛簾(サンフレッチェ広島)
By サッカーキング編集部
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