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川崎F、エリソン&マルシーニョ弾でACLEリーグステージ有終の美! 公式戦3連勝で無失点も継続

2025.02.18

PKを沈めたエリソン [写真]=金田慎平

 AFCチャンピオンズリーグエリートACLE)・リーグステージ第8節が18日に行われ、川崎フロンターレ(日本)はセントラル・コースト・マリナーズ(オーストラリア)と対戦した。

 今季より新フォーマットとなったACLEの戦いにおいて、川崎Fはここまで5勝2敗を記録している。昨年9月18日に行われた蔚山HD(韓国)との第1節は敵地で勝利したものの、以降は光州FC(韓国)、上海申花(中国)に連敗。だが、ここから怒涛の3連勝を飾ると、今月11日にはACLE(※旧ACLを含む)の戦いで日本勢が勝利したことのなかった浦項スティーラース(韓国)の本拠地で、4-0と圧巻のゴールショーを披露。1試合を残してリーグフェーズ突破を確定させた。

 今月15日に行われた2025明治安田J1リーグ開幕戦では名古屋グランパスに4-0と完勝。今季より指揮を執る長谷部茂利新監督の下、公式戦2試合連続で4ゴール、かつ無失点という安定感を誇っている。

 ACLEのリーグステージ最終節では、ここまで1分6敗と未勝利が続き、リーグステージの最下位に沈むセントラル・コースト・マリナーズをホームに迎える。川崎Fは直近の公式戦にあたる名古屋戦から、河原創を除くスターティングメンバー10名を変更しており、フレッシュな面々で臨んだ。

 試合は序盤から川崎Fがボールを握る時間が長く続くも、セントラル・コースト・マリナーズの守備陣を掻い潜っていくシーンは少ない。26分には相手を敵陣へ押し込み、反撃の隙を探ってボールを繋ぐなか、右サイド大外でボールを受けたファンウェルメスケルケン際がシンプルにクロスボールを送る。ボックス内へ飛び込んだ宮城天がこのボールを頭で合わせたが、ここはGKアダム・パフレシッチに弾かれてゴールとはならない。

 続く35分には敵陣中央やや右寄りの位置で河原からの縦パスを受けた山内日向汰が、前を向いてドリブルをスタート。飛び込んできた相手をかわすと、そのまま強引にペナルティエリアまで侵入し、相手のファウルを誘発。川崎FにPKが与えられると、エリソンがゴール右にきっちりと蹴り込み、ホームチームが先手を取った。

 終盤に入った41分にはペナルティエリア手前中央でルーズボールを拾った山内がミドルシュートを放つも、ポストに嫌われてゴールとはならない。前半はこのまま川崎Fの1点リードで終了した。

 後半に入っても試合の様相は大きく変わらず、川崎Fのチャンスの数は少ないまま。66分には山内と宮城を下げて、脇坂泰斗とマルシーニョを投入すると、後者のウインガーが質の違いを見せてチャンスを量産。73分には敵陣左サイドでエリソンからボールを引き取ると、スピードを上げてボックス内へ入り込み、右足を振り抜く。決まったかと思われたが、ここはGKパフレシッチが立ちはだかる。

 80分には再びマルシーニョが絡んでチャンスが生まれる。敵陣左サイドで脇坂からのパスを受けた背番号23が中央へ繋ぐと、相手をうまく外したエリソンが得意の左足を振り抜く。ここは枠を捉えきれない。

 このまま後半アディショナルタイムに突入すると、川崎Fに仕上げのゴールが生まれる。敵陣右サイドでルーズボールを拾ったパトリッキ・ヴェロンが浮き球のボールを送ると、背後のスペースへ抜け出したマルシーニョが技ありのループシュートを沈めた。

 試合は2-0でタイムアップ。この結果、川崎Fは最終的な成績を6勝2敗としてリーグステージの全日程を終えた。また、2025シーズンに入ってからの公式戦で3連勝を記録し、全試合でクリーンシートを達成している。

 明日に予定されている試合をもって、リーグステージの最終順位が確定する。なお、この後は東地区を突破した8チームによるノックアウトステージがホーム&アウェイ形式で予定されており、第1戦は3月4日もしくは5日、第2戦は11日もしくは12日に行われる。

【スコア】
川崎フロンターレ 2-0 セントラル・コースト・マリナーズ

【得点者】
1-0 36分 エリソン(PK/川崎フロンターレ
2-0 90+8分 マルシーニョ川崎フロンターレ

By サッカーキング編集部

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