準決勝に勝ち進んだサンフレッチェ広島 [写真]=三浦誠
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝が26日に行われた。
2015明治安田生命J1リーグを制し、FIFAクラブワールドカップでも3位に輝いたサンフレッチェ広島は、長崎県立総合運動公園陸上競技場でFC東京と対戦した。試合は37分にFC東京の東慶悟が先制ゴールを決めた。しかし、試合終了間際の85分に途中出場の浅野拓磨がゴールを決め、広島が同点に追いつくと、延長前半終了直前の103分に浅野が逆転ゴールを奪取。そのまま広島が2-1でFC東京を下し、準決勝進出を果たした。
連覇を狙うガンバ大阪はホームの万博競技場にサガン鳥栖を迎えた。G大阪は26分に宇佐美貴史のゴールで先制する。G大阪が1点リードで迎えた62分、鳥栖の早坂良太が同点ゴールを決めて1-1に持ち込んだ。しかし、G大阪は86分に宇佐美、87分に長沢駿が連続ゴールを決め、3-1の勝利を飾った。
3年ぶりの天皇杯制覇を目指す柏レイソルは、ベガルタ仙台の本拠地ユアテックスタジアムに乗り込んだ。柏は11分にクリスティアーノが直接FKを決めて先制する。一方の仙台は25分にウイルソンが同点ゴールを決める。52分、柏はクリスティアーノが再びFKを決めて勝ち越しに成功したが、仙台も二見宏志のゴールで同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。延長戦開始早々の91分、ウイルソンがこの試合2点目を決め、仙台がこの試合で初めてリードを奪った。しかし、116分にクリスティアーノがこの試合3本目の直接FKによるゴールを決めてハットトリック達成。柏が土壇場で同点に追いついた。120分を戦っても決着がつかず、試合はPK戦に突入。仙台は1人が失敗したのに対し、柏は全員が成功。PK戦を5-4で制した柏が準決勝進出を決めた。
今季最後のタイトル獲得を目指す浦和レッズは、ヤンマースタジアム長居でヴィッセル神戸と対戦した。浦和は22分に興梠慎三のゴールで先制すると、25分に李忠成が追加点を奪った。前半終了間際の44分には宇賀神友弥にもゴールが生まれ、前半だけで3点差をつけた。試合はこのまま3-0で浦和が神戸を下し、ベスト4入りを決めている。
この結果、29日に行われる準決勝では浦和と柏が味の素スタジアムで、G大阪と広島がヤンマースタジアム長居で対戦する。G大阪と広島は、2日と5日に行われた明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝でも対戦し、広島が2試合合計スコア4-3で勝利を収めていた。なお、決勝は来年1月1日に味の素スタジアムで開催される。
■天皇杯準々決勝結果
ヴィッセル神戸 0-3 浦和レッズ
ベガルタ仙台 3-3(PK:4-5)柏レイソル
ガンバ大阪 3-1 サガン鳥栖
FC東京 1-2 サンフレッチェ広島
By サッカーキング編集部
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