試合後に涙を見せたFC東京DF太田宏介 [写真]=三浦誠
FC東京は26日、長崎県立総合運動公園陸上競技場でサンフレッチェ広島と天皇杯準々決勝で対戦し、1-2で逆転負けを喫した。シーズン終了後にフィテッセ(オランダ)への移籍が決まっている日本代表DF太田宏介にとっては日本でのラストマッチとなった。
試合後、太田宏介への応援歌がしばらく鳴り続けた。
「本当に感謝の言葉しかない。自分のキャリアの中でも濃厚な4年が過ごせた。みなさんの支えがなかったら、今の自分はなかった」
37分に東慶悟のゴールで幸先良く先制。しかし、後半21分に東がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場すると防戦一方の展開に。85分に同点とされ、延長戦に追加点を奪われた。
サイド攻撃を徹底してくる相手に太田も守備で奮闘するも、「サイドで1対1のシーンを多く作られ、主導権を握られた」と悔しそうに振り返った。
長崎まで駆けつけた東京のサポーターへ深々とお辞儀をした。「あれだけじゃ、感謝の気持ちを表現しきれない。移籍先で活躍して、いいニュースを届けるのが恩返しになる」と愛するサポーターたちへの感謝と、新天地での活躍を誓った。
By サッカーキング編集部
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