2ゴールでG大阪を決勝に導いた宇佐美貴史 [写真]=Getty Images
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝が29日に行われ、ガンバ大阪はヤンマースタジアム長居でサンフレッチェ広島と対戦。3-0で勝利を収め、連覇に向けて2年連続の決勝進出を果たした。
26日に行われた準々決勝のサガン鳥栖戦に続き2ゴールを奪った日本代表FW宇佐美貴史は、試合後のインタビューで「(Jリーグチャンピオンシップでは)悔しい思いをさせられていたので、その借りをしっかり返したいと思っていた。そうなって(勝つことができて)良かったです」と喜びを表した。
24日に長女が誕生して迎えた26日の鳥栖戦では3カ月ぶりの得点を挙げ、チームの勝利に大きく貢献した。この試合でも2ゴールを決めて2試合で4ゴールと結果を残せていることについては「フィニッシュの時にまったく慌てていないというか(ゴール前での)アイデアもたくさんありますし、その中でいい選択肢をチョイスできている。(2点目は)あそこまであまりボールに関与できていなかった。一発のチャンスがあるだろうと思っていた。その中でしっかりとダメ押しのゴールを決められてよかったかな」と結果を残せたことに一定の満足感を得られたようだ。
今季はJリーグチャンピオンシップで広島に敗れて2位、AFCチャンピオンズリーグでは優勝した広州恒大に敗れてベスト4、ヤマザキナビスコカップは鹿島アントラーズに優勝を奪われて準優勝と、あと一歩でタイトルを逃し続けている。元旦に行われる浦和レッズとの決勝に向けては「最後は1年の一番最初に、シーズンとしては1番最後ですけど、みんな笑顔で終われるようにしたいです。そうできるように、しっかりと貢献できるように頑張りたいです」と意気込みを語った。
G大阪と浦和による天皇杯決勝は、来年1月1日に味の素スタジアムで行われる。
By サッカーキング編集部
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