川崎を率いた風間監督 [写真]=JFA
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝が2017年1月1日に行われ、川崎フロンターレは鹿島アントラーズに1-2で敗れた。試合後、川崎を率いた風間八宏監督がコメントを残している。
2012年の就任以来、5シーズンにわたって川崎を指揮してきた風間監督。2016年10月に今季限りでの退任が発表され、元日の鹿島戦が同クラブでのラストゲームとなった。
試合は前半に1点を奪われながらも、54分にFW小林悠のゴールで同点とした。得点を決めた小林に関して風間監督は、「まだコンディションが万全ではないですけれども、疲れていてもそのまま使うと。彼には頑張ってもらいました。まだまだ伸びしろがありますし、とにかく、素晴らしい感覚を持った選手だと思います」と今後の更なる飛躍に期待を寄せた。
1-1で延長戦に突入した同ゲームは、94分に鹿島MFファブリシオが決勝ゴールを決め、川崎は敗北。悲願の初タイトル獲得を逃す結果となった。それでも風間監督は、「今日は最後まで選手が勝ちたい気持ちを出してくれた。実際チャンスは多く作れましたし、我々のサッカーを見せられたんじゃないかと思います」と最後まで健闘した選手を称えた。また、「(5年間を通じて)ものすごく成長した、たくましくなった姿を見られた。結果としては悔しいですけれども、それ以上に僕にとっては喜びでもあり、誇りでもあるなと思います」とコメント。選手たちがレベルアップした姿に満足した。
By サッカーキング編集部
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