C大阪が延長戦を制し、天皇杯優勝を飾った [写真]=Getty Images
天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝が1日に行われ、セレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦した。
今季2冠に王手をかけているC大阪は10番を背負う山口蛍がケガから復帰。準決勝はベンチスタートとなった柿谷曜一朗も先発メンバーに名を連ねた。対する横浜FMは準決勝から先発を2名変更。ダビド・バブンスキーと伊藤翔がスタメンで起用されている。
開始8分、いきなり試合が動く。下平匠のアーリークロスを伊藤が胸トラップから冷静にゴールへ流し込み、横浜FMが幸先良く先制した。対するC大阪は先制直後から攻勢を強めるが、決定的なチャンスは生み出せず。1点リードの横浜FMだったが、前半終了間際の44分にアクシデント発生。山中亮輔がふくらはぎを痛めてプレー続行不可能に。遠藤渓太が急遽ピッチへ送り出された。前半は0-1で折り返す。
後半に入り65分、水沼宏太のミドルシュートをGK飯倉大樹がセーブ。弾いたボールを松原健がクリアしたものの、こぼれ球を拾った山村和也がシュートを突き刺し、C大阪が同点に追いついた。その後、C大阪はリカルド・サントス、横浜FMはウーゴ・ヴィエイラを投入し、互いに勝ち越し点を狙ったが得点は生まれず、1-1でタイムアップ。試合は延長戦に突入する。
95分、山村が対角線上にクロスを送ると、最後は水沼が頭で合わせ、C大阪がついに勝ち越しに成功する。その後はFW起用の山村を最終ラインに下げる守備シフトで横浜FMの反撃を許さず、試合は2-1で終了。
120分の激闘を制したC大阪が43大会ぶり4度目(前身を含む)の天皇杯優勝を成し遂げた。Jリーグ参入後の天皇杯制覇は初で、JリーグYBCルヴァンカップと合わせて尹晶煥監督就任1年目で2冠を達成した。
優勝したC大阪はストレートインでAFCチャンピオンズリーグの出場権を獲得。また、2月10日(土)に開催されるFUJI XEROX SUPER CUPで明治安田生命J1リーグを制した川崎フロンターレとの対戦が決定した。
【得点者】
0-1 8分 伊藤翔(横浜FM)
1-1 65分 山村和也(C大阪)
2-1 95分 水沼宏太(C大阪)
By サッカーキング編集部
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