ヴィッセル神戸が天皇杯を制し、初タイトルを獲得した [写真]=兼子愼一郎
天皇杯JFA第99回サッカー選手権大会決勝戦が元旦、新たに生まれ変わった国立競技場で行われた。新国立のこけら落としとなった決勝戦はヴィッセル神戸と鹿島アントラーズが激突した。なお、この試合が現役ラストマッチとなるダビド・ビジャはベンチスタートとなった。
ヴィッセル神戸は18分に先手を取る。ルーカス・ポドルスキが左サイドから強引に相手ゴール付近へと割って入ると、ポドルスキからの強烈なクロスボールは相手DF犬飼智也に当たってゴールに吸い込まれた。
神戸は28分にもポドルスキのシュートでゴールネットを揺らすがその前にオフサイドがあったとしてゴールは認められず。続く38分には、西大伍のクロスを犬飼がクリアミス。そのこぼれ球を藤本がゴールに流し込み追加点を挙げた。
2点ビハインドで後半を迎えた鹿島は50分、フリーキックからチャンスを作り出すが、これは神戸DF大﨑玲央に掻き出され1点を返すことができなかい。56分にも強烈なシュートでゴールを狙うも、酒井高徳に見事にシュートブロックされてしまう。
神戸は80分にアンドレス・イニエスタが倒されてフリーキックを獲得。最後はポドルスキが強烈なヘディングシュートを放つもゴールならず。その直後には途中交代で入った田中順也がゴールを狙うがボールはGKの正面に飛び追加点とはならなかった。
神戸は90+2分にダビド・ビジャを投入。この試合で現役引退となるスターが決勝のピッチに立った。
試合はそのまま終了し、神戸が2-0で鹿島に勝利して令和初の天皇杯優勝を決めた。また、同クラブにとって初めてのタイトル獲得となった。
【得点者】
1-0 17分 オウンゴール(犬飼智也/ヴィッセル神戸)
2-0 38分 藤本憲明(ヴィッセル神戸)
【スターティングメンバー】
ヴィッセル神戸(3-4-2-1)
飯倉大樹;ダンクレー、大﨑玲央、ヴェルマーレン;西大伍、山口蛍、イニエスタ(88分 安井拓也)、酒井高徳;ポドルスキ(90+2分 ダビド・ビジャ)、古橋亨梧;藤本憲明(78分 田中順也)
鹿島アントラーズ(4-4-2)
クォン・スンテ;永木亮太、ブエノ、犬飼智也、町田浩樹;名古新太郎(53分 山本脩斗)、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵(46分 土居聖真);セルジーニョ、伊藤翔(72分 中村充孝)
By サッカーキング編集部
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