G大阪と徳島が天皇杯で対戦した
天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会の準決勝が27日に行われ、ガンバ大阪と徳島ヴォルティスが対戦した。
今シーズンのJ1・2位のG大阪とJ2王者の徳島が対戦した一戦は、徳島が得意のパスワークを見せるも、G大阪が粘り強い守備を見せる堅い展開に。前半は互いに5本ずつのシュートを放つも、スコアレスで折り返す。
迎えた後半、まずは徳島が決定的なチャンスを迎える。敵陣左サイドからアーリークロスが上がると、ゴール前でフリーとなったFW垣田裕暉がシュート。しかしこれは上手く足にヒットせず、ボールは枠の外へと外れる。
すると52分にG大阪が先制点を挙げた。敵陣右サイドからMF小野瀬康介がクロスを上げると、MF倉田秋が左足でボレーシュートを放つ。これは上手くヒットし切れずボールはGK上福元直人の守備範囲に飛んだが、これを上福元がファンブル。混戦からFWパトリックがゴールへと押し込んだ。
失点を許した徳島だが、64分に反撃を見せる。相手の高い位置からのプレッシャーをパスワークで掻い潜ると、敵陣右サイドへ展開。そのアーリークロスから、最後はMF西谷和希がシュートを放つ。しかしボールはGK東口順昭ががっちりとキャッチした。
その後も徳島の攻撃を防ぎ続けるG大阪は、82分に追加点を挙げる。敵陣中央でパスを受けたパトリックがゴールに背を向けながらも、右サイドでフリーランを見せたMF福田湧矢へスルーパス。これに抜け出した福田がGKとの一対一を制し、途中出場から貴重な得点を記録した。
結局試合は2ー0で終了し、G大阪が来年1月1日に行われる川崎Fとの決勝戦へ進出した。リーグ戦のタイトルは譲ったG大阪にとっては、負けられない“元日決戦”となる。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト