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浦和が3年ぶりの天皇杯決勝進出! 先発出場の大久保嘉人は現役ラストマッチに

2021.12.12

天皇杯準決勝で浦和とC大阪が対戦した [写真]=清原茂樹

 12日、天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会・準決勝が行われ、浦和レッズセレッソ大阪が対戦した。

 共に優勝経験のある両チームの一戦では、今シーズン限りで現役を引退するC大阪のFW大久保嘉人が先発出場を果たした。

 先制したのは浦和だった。29分、右CKの流れから敵陣ペナルティエリア左でボールを持ったMF明本考浩が、後方へパスを送る。これを待っていたDF宇賀神友弥がダイレクトで低弾道のシュートをゴール右へと決め、先制ゴールを決めた。今シーズン限りで浦和を退団する宇賀神の得点で、浦和がリードを奪う。

 反撃したいC大阪はMF清武弘嗣やFW為田大貴がミドルシュートを放つが、浦和のGK西川周作がセーブを見せ得点を許さず。試合は1-0でハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がり、C大阪は細かなパスワークから清武が決定機を迎える。しかし、柔らかなタッチで放ったシュートは枠の外へと外れる。

 対する浦和は54分、宇賀神が左足で上げたクロスからFWキャスパー・ユンカーがヘディングシュート。ボールは枠内を襲うも、カバーに入ったDF西尾隆矢がヘディングでクリアし追加点は許さない。83分にはMF関根貴大が敵陣ペナルティエリア手前から左足でミドルシュートを放つも、ボールはわずかに枠の左。1-0の時間が続いていく。

 その後、浦和のリカルド・ロドリゲス監督はMF江坂任に代えてDF槙野智章するなど、守りを固める采配を見せる。すると89分、途中出場のMF小泉佳穂が敵陣ペナルティエリア左からドリブルで相手DFを剥がすと、右足でニアサイドを撃ち抜いた。浦和のリードは2点となる。

 結局試合は2-0で終了。勝利を収めた浦和は2018年大会以来となる天皇杯決勝進出を果たした。その決勝は、PK戦の末に王者・川崎フロンターレを下した大分トリニータと対戦する。一方のセレッソ大阪は、準決勝敗退。大久保にとってはこの試合が現役ラストマッチとなった。

【スコア】
浦和レッズ 2-0 セレッソ大阪

【得点者】
1-0 29分 宇賀神友弥(浦和)
2-0 89分 小泉佳穂(浦和)

By サッカーキング編集部

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