等々力陸上競技場 [写真]=兼子愼一郎
日本サッカー協会(JFA)は16日、天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会の準決勝、川崎フロンターレvs大分トリニータの試合観戦に訪れた来場者1名から新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたことを発表した。
同試合は、政府より発出された「イベント開催等における感染防止安全計画等について」に基づき、100%の収容を可能として12日に等々力陸上競技場で開催。2万5000人以上が収容できるスタジアムにて、1万7595人が観戦に訪れていた。
JFAは、陽性判定者は試合入場時の検温で異常はなく、スタジアム内で常にマスクを着用し、会話や発声はなかったと説明。試合後に管轄の保健所から、海外から入国した陽性者の濃厚接触者として特定され、後に陽性判定を受けたと経緯を報告している。また、管轄保健所からはスタジアム内にて濃厚接触者に該当する人物はいないとの報告を受けたとしている。
19日に国立競技場で開催される決勝戦も収容人数制限のない中で実施予定となっているが、JFA理事会後のメディアブリーフィングで須原清貴専務理事は実施方法の変更などについて「現時点では具体的な議論はございません」と話している。
JFAは「来場された他のお客さまに関して、管轄する保健所より濃厚接触者に該当する方はいないとの判断をいただいておりますが、体調が優れない方や不安をお持ちの方におかれては、お近くの医療機関において検査を受けていただくようお願いいたします」と、併せて報告している。
■観戦エリア
SA席 メインベンチ左側 メイン上層北側 Bゲート 216、217ブロック
By サッカーキング編集部
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