[写真]=金田慎平
ヴィッセル神戸は23日、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会の決勝戦でガンバ大阪と対戦し、1-0で勝利した。
ベンチスタートとなった佐々木大樹は、吉田孝行監督から「試合を決めてこい」と声をかけられ、井出遥也との交代で59分に決勝のピッチへ。すると64分、前川黛也が前線にロングボールを送ると、佐々木が起点を作り、ボールを拾った大迫勇也が、追い越してきた武藤嘉紀に展開。そのままエリア内に侵入した武藤がゴール前に折り返し、最後は宮代大聖が押し込んだ。佐々木の体を張ったプレーが決勝点につながり「チームとしてやりたいことの一つなので、上手くいった」と手応えを語った。
佐々木は神戸の育成組織出身で、2018年にトップチームに昇格。ブラジルのパルメイラスへの期限付き移籍を経験し、神戸に復帰すると2020年からコンスタントに出場機会を得ていく。昨季はリーグ戦33試合7得点を記録し、初のJ1制覇に貢献した。「アカデミーから育ててもらっていて、僕が昔見ていたヴィッセルとは違うので感慨深い」と佐々木。「上位に食い込むことも難しかった時期があった。今はチームとして上位にいますし、昨季タイトルを取ってそれだけでとどまらず、今年もタイトルを取れることは、クラブとしてすごく前進している」と胸を張った。
By サッカーキング編集部
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