予選ラウンドの全試合が終了。決勝ラウンドへ進むチームが出そろった [写真]=箕輪諒太
29日、第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会 presented by BallBallの大会2日目が墨田区総合体育館で行われ、予選ラウンドの全試合を終えて決勝ラウンド進出チームが決定した。
初日に注目を浴びた帝京長岡高サッカー部(北信越地域代表/新潟)はこの日も勢いを落とすことなく、盤石な戦いぶりを見せた。北海道帯広柏葉高校(北海道地域第2代表/北海道)との一戦で5-8で勝利すると、続くNFCフットボールクラブ(九州地域第1代表/大分)には4-13と大勝を収めた。高い技術とスピードで相手を圧倒し、3戦全勝でグループDで首位突破を果たした。
帯広柏葉とクラーク記念国際高校(関西地域第1代表/兵庫)が争うグループDの残り1枠。最終試合で相見えた両者は決勝ラウンド進出を懸けて執念をぶつけ合った。2分、帯広柏葉の井口一志が先制点を挙げて試合が動くと、その1分後にはクラークのキャプテン川那部遼がゴールネットを揺らして、互いに1点ずつを奪い合い、前半を折り返した。
後半に入って一時はクラークがリードを広げたが、帯広柏葉も得点を重ねて30分には4-5と1点差に迫っていた。徐々にチャンスが増えていた帯広柏葉に流れが傾きかけていたが、クラークも意地を見せて譲らない。そして迎えた32分、永田大地がゴール前で反転シュートをたたき込んで4-6。劣勢をはねのける追加点で息を吹き返したクラークがその後も得点を重ねると、最終的には6-9で帯広柏葉を破って決勝ラウンドへの切符をつかみ取った。
グループBは、初日に連勝していたサンクFCくりやまU-18(北海道地域第1代表/北海道)が、関東第一高校(開催地代表/東京)を破って3連勝。首位で決勝ラウンド出場を決めた。その関東第一と前日に引き分け、1勝1敗1分けで勝ち点が同率となったのは岡山県作陽高校(中国地域代表/岡山)。初戦でサンクに敗戦を喫して厳しい状況に追い込まれていたが、徐々にらしさを取り戻し、得失点差で2位通過を果たした。
【大会2日目結果】
第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会 presented by BallBall
開催日:2014年8月29日
会場:墨田区総合体育館/東京都
09:30 NFCフットボールクラブ 5-10 クラーク記念国際高校
11:30 北海道帯広柏葉高等学校 5-8 帝京長岡高等学校サッカー部
13:30 岡山県作陽高等学校 11-0 マリオフットサルスクール
15:30 サンクFCくりやまU-18 6-3 関東第一高等学校
17:30 NFCフットボールクラブ 4-13 帝京長岡高等学校サッカー部
19:30 北海道帯広柏葉高等学校 6-9 クラーク記念国際高校
写真・文◆箕輪諒太