名古屋戦でハットトリックを決めた仁部屋和弘(画像は10節のもの) [写真]=Fリーグ
ゼビオFリーグ2015/2016は約1ヶ月の中断期間を経て、本日リーグ戦を再開する。
名古屋オーシャンズのAFCフットサルクラブ選手権出場により、中断期間に行われた第15節、バサジィ大分vs名古屋オーシャンズは大分・芝野創太の残り3秒での得点で大分が勝利と、劇的な逆転劇となった。スコアこそ6-5と多くの得点が生まれたが、内容は決して大味ではなく、両者が集中を切らさず40分を戦いぬき非常に見ごたえのある一戦だった。
序盤、大分のキックインからのパス回しをカットした名古屋の前鈍内マティアスエルナンがシュートを放つも、大分GK青柳佳祐が好セーブを見せる。しかし、ペドロコスタのCKからFP4人が連携を取った名古屋は、北原亘が落としたボールを前鈍内がシュートし先制。ここで大分がホームの意地を見せる。白方秀和からのパスをエース・仁部屋和弘が流し込み同点とすると、ディドゥダのFKから田村龍太郎が逆転ゴール。19分にも仁部屋が得点し、3-1と大分が2点をリードし、前半を折り返す。
後半も両者が激しくぶつかり合い、星龍太、シンビーニャの得点で再度名古屋がリードを奪うも、田村のこの日2点目となるゴールで同点に追いつくと、試合終了間際、仁部屋のCKを受けたディドゥダが芝野にパスを出しシュート。こぼれ球を拾った芝野が再度放ったシュートがゴール上部に突き刺さり、残り3秒で大分が勝ち越した。名古屋もペドロコスタをGKにパワープレーを開始するが、万事休す。2013/2014シーズンで名古屋の国内52戦無敗の記録を止めた大分が、今季リーグ戦15連勝の名古屋の記録をまたも止める結果となった。
交代した選手が10秒でFKを獲得、タイムアウト直後の得点、バイシクルシュートや第2PKのセーブ、両者のパワープレー等、フットサル特有の魅力が余すことなく発揮されたこの試合を経て、今日から再開されるリーグ戦では5日に大分がシュライカー大阪と、6日に名古屋がフウガドールすみだと対戦する。現在勝点45で首位を独走する名古屋だが、2位町田から8位府中の勝点差はわずか10。リーグ戦上位5チームが進出するプレーオフに向け、後半戦も混戦が予想される。今節終了後にはフットサル日本代表候補合宿も控え、ますます盛り上がりを見せるFリーグに後半戦も注目だ。
第17節の試合日程は以下のとおり。
4日(金)
19:30 府中 vs. 浜松(府中)
5日(土)
13:00 大分 vs 大阪(べっぷ)
14:00 仙台 vs 町田(塩釜)
18:00 北海道 vs 神戸(きたえーる)
6日(日)
18:00 すみだ vs 名古屋(墨田)
18:00 湘南 vs 浦安(小田原)