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目標はアジア制覇、U-18フットサル日本代表が始動

2015.09.18

文・写真=河合拓

 9月18日、日本サッカー協会は、21日から23日まで茨城でトレーニングキャンプを行うU-18フットサル日本代表候補のメンバーの18名を発表した。U-18フットサル日本代表は、2年後の2017年に行われることが決定したAFC U-20フットサル選手権(開催地未定)の出場に向けて今回立ちあげられ、茨城合宿が最初の活動となる。

 フットサル日本代表の通訳兼コーチを務め、U-18フットサル日本代表の監督を兼任する小森隆弘氏は、今回の茨城合宿、さらに12月23日から25日の大阪合宿について「なるべく多くの選手、タレント性にあふれている選手たちをなるべく間近で見て、一緒にトレーニングして、その中から来年、それ以降のアジア選手権に向かって行くチームの輪郭を見出せたらなと思っています」と、コメントしている。

 今回のトレーニングキャンプの内訳について、「すでにトップリーグであるFリーグでプレーしている選手3人、その育成組織でプレーしている選手2人、それ以外は今回のユース大会で視察をしてピックアップした選手たちで構成されています。1人だけ、早生まれの大学1年生の選手が入っていますが、そちらも大学選手権を視察してピックアップさせていただきました」と説明した。17得点を挙げて第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会で得点王に輝いたFP市川宙(エスパッソU-18)、決勝戦で劇的な決勝ゴールを決めたFP眞中佑斗(岡山県作陽高)ら、大会でも注目を集めた選手たちが呼ばれている。

 すでにフル代表にも招集され、先日のマレーシア代表との親善試合ではゴールも決めたFP清水和也(フウガドールすみだ)、第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会でMVPを獲得したFP植松晃都(湘南ベルマーレ)、Fリーグのピッチにも立っているGK山田正剛(府中アスレティックFC)のFリーガートリオは、チームの中心になっていくだろう。

 2017年のU-18アジア選手権、および16年のアジア選手権予選の開催地は未定だが、小森監督は「トップレベルのA代表が、アジア選手権3連覇に臨もうとしている背景があります。(アジア全体のU-18の)実情が分かっていないということがありますが、当然、チャンピオンになっていく、アジアナンバーワンという目標を掲げています」と、意気込みを語っている。

 U-18フットサル日本代表候補メンバーは以下のとおり。

U-18フットサル日本代表候補メンバー18名
▼GK
山田正剛(府中アスレティックFC)
宮本拓(クラーク記念国際高校)
坂佳輔(札幌大谷高校)

▼FP
米田圭孝(多摩大体育会フットサル部)
清水和也(フウガドールすみだ)
伊藤圭汰(北海道釧路北陽高校)
小幡貴一(エスポラーダ北海道サテライト)
内田洸介(札幌大谷高校)
市川宙(エスパッソU-18)
眞中佑斗(岡山県作陽高校)
今川朋睦(岡山県作陽高校)
二井岡嵩登(クラーク記念国際高校)
脇山蓮(名古屋オーシャンズU-18)
菅谷知寿(岡山県作陽高校)
植松晃都(湘南ベルマーレ)
生駒瑠唯(FC聖和学園)
金城宏樹(FC聖和学園)
宮里侑希(京都府立久御山高校)

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