今季最速でプレーオフ進出を決める可能性がある名古屋 写真=Fリーグ
SuperSports XEBIO Fリーグ、今季2度目となるセントラルが23日から25日まで愛知・テバオーシャンアリーナで開催される。全12クラブが一堂に会し集中開催されるセントラルは、1枚のチケットで最大5試合の観戦ができ、再入場も可能。Fリーグ8連覇、首位を独走する名古屋オーシャンズは今回のセントラル期間中にプレーオフ進出を決める可能性もあり、大いに注目を集めている。
特筆すべきはその対戦相手だ。24日に対戦するバサジィ大分とは、2013/2014シーズンプレーオフファイナルラウンドを戦った。大方の予想はリーグ戦1位のアドバンテージを持ち、1勝で優勝が決まる名古屋の勝利だった。しかし大分が現・シュライカー大阪の小曽戸允哉のゴールで先制。一度は名古屋に追いつかれるも、小曽戸のハットトリックの活躍もあり、7-6で大分が勝利した。2戦目では名古屋が王者の貫禄を見せ、7-0の大勝で優勝を収めたが、バサジィ大分の名はFリーグの歴史に深く刻まれた。
そして、25日に名古屋と対戦するシュライカー大阪も、昨シーズンのFリーグ、プレーオフを大いに盛り上げたチームだ。元フットサル日本代表で、名古屋の選手でもあった木暮賢一郎が指揮を執った1年目のリーグ戦、大阪はプレーオフ進出条件ぎりぎりの5位。1stラウンドではリーグ戦2位の大分を3-2で下し、続く2ndラウンドではリーグ戦3位のバルドラール浦安に開始わずか6秒で先制。一度は同点に追いつかれるも、フットサル日本代表・佐藤亮が残り13秒で勝ち越し点を挙げ、2-1で勝利し決勝ラウンドへ駒を進めた。この年もリーグ戦1位のアドバンテージを持つ名古屋だったが、1戦目は4-4で引き分け。2戦目も延長戦までもつれ込む大激闘となるが、これを制した名古屋がFリーグ8連覇を決めた。
プレーオフで名古屋を苦しめた2チームが、くしくも激戦の地・名古屋でセントラルを迎える。セントラルでも激戦を繰り広げ、終盤戦を大いに盛り上げることが期待される。
また、今季のFリーグはめまぐるしく順位が変動する大混戦。プレーオフまであと一歩のところまでたどり着きながら、2年連続で進出を逃している町田が名古屋に続き、3位のフウガドールすみだから8位のバルドラール浦安までの勝ち点差はわずか8。今後も混戦が予想される。アグレミーナ浜松がバルドラール浦安相手にホーム初勝利を収め、昨シーズンに続くプレーオフ進出を目指すシュライカー大阪をデウソン神戸が下すなど、まだまだ先の読めないFリーグ。残り9節、各試合の結果に注目だ。
名古屋セントラル試合日程は下記のとおり。
10月23日(金)
17:00 湘南ベルマーレ vs 府中アスレティックFC
19:00 バルドラール浦安 vs デウソン神戸
10月24日(土)
10:00 ペスカドーラ町田 vs シュライカー大阪
12:00 フウガドールすみだ vs ヴォスクオーレ仙台
14:00 名古屋オーシャンズ vs バサジィ大分
16:00 アグレミーナ浜松 vs エスポラーダ北海道
18:00 バルドラール浦安 vs 府中アスレティックFC
10月25日(日)
10:00 ペスカドーラ町田 vs フウガドールすみだ
12:00 バサジィ大分 vs 湘南ベルマーレ
14:00 エスポラーダ北海道 vs ヴォスクオーレ仙台
16:00 名古屋オーシャンズ vs シュライカー大阪
18:00 デウソン神戸 vs アグレミーナ浜松