現役引退を表明したデウソン神戸の鈴村拓也 [写真]=デウソン神戸
Fリーグのデウソン神戸は3日、鈴村拓也が今シーズン限りで現役を引退するとクラブ公式サイトで発表した。
現在38歳の鈴村は、高校卒業後にヴィッセル神戸に入団し、2年間プレー。1998年シーズン終了後に神戸を退団すると、フットサル場でコーチを務めたことがきっかけで同競技に転向し、2000年にはフットサル日本代表に選出された。
2005年からはスペインでプレーし、その間も日本代表に選出されると、2006年にはAFCフットサル選手権を制してアジア王者に輝いた。その後、2009シーズンにデウソン神戸と契約したが、2012年12月、上咽頭がんと診断されたことを発表した。
それでも度重なる抗がん剤投与や放射性治療を乗り越え、2012年6月には練習を再開し、9月に実戦復帰。病気と戦いながらピッチに立ち続け、2014年にはFリーグ100試合出場を達成した。
引退を表明した鈴村は、「この度、今シーズンをもちましてフットサル選手としての現役を引退することを決断しました。8年間デウソン神戸に在籍して多くの経験と喜びをフットサル人生を通じて感じることができました。また2012年からは病気を煩い、それでもフットサルの現役選手として復帰することができ、さらに多くの経験を与えて頂きました。今後はさらにフットサル界を盛り上げるべく、様々なチャレンジをしていきたいと思います。今シーズン最後まで応援宜しくお願い致します」と、引退後もフットサルに携わっていく意向を示している。
By サッカーキング編集部
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