フットサル大会参加時に覚えておきたいルール『バックパス編』【現役審判によるルール解説】

サッカーよりもピッチが狭い、サッカーよりも人数が少ない。だが、フットサルはそれだけではない。サッカーに慣れた人たちが戸惑う場面、それはルールにある。民間フットサル大会で笛を吹く現役審判が、参加者によく質問されるサッカーとの違い『フットサル大会参加時に覚えておきたいルール』を解説する。

民間フットサル大会で審判をしています、長嶋です。フットサル大会開催時によく質問されるフットサルルールを解説させて頂きます。

第1弾はキーパーへのバックパスです。

「キーパーへバックパスしていいんですか?」民間フットサル大会でよく質問されるルールです。

『フットサル競技規則 2016/2017第12条 ファウルと不正行為(間接フリーキックで罰せられるファウル)』には以下の記載があります。
『ゴールキーパーがボールをプレーしたのち、相手競技者がプレー、または触れていないにもかかわらずピッチの自分自身のハーフ内で、味方競技者によって意図的にゴールキーパーに向けてプレーされたボールに再び触れる』

なんとなく難しい文章ですが、噛み砕くと『ゴールキーパーからスタートしたボールを「相手プレーヤーが触る前に」キーパーへ戻すことは出来ない』という事です。

実際に動画で確認してみましょう。

【反則になる例】
キーパーから始まったボールが相手に触れずにキーパーへ返されています、相手ボールの間接フリーキックで再開になります。
動画:バックバスNGの例

【反則にならない例】
キーパーから始まったボールが相手選手に触れてからキーパーへ返されているので反則になりません。
動画:バックバスOKの例

マイボールのキックインはキーパーへ返せますし、キックオフしたボールもキーパーへ返すことが出来ます。バックパスルールのポイントは、スタートがキーパーであるか否かです!

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