尚志が完封勝利で初戦を突破 [写真]=内藤悠史
第93回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が31日に柏の葉公園総合競技場で行われ、第二試合では福島代表の尚志と広島代表の広島皆実が対戦した。
立ち上がりから拮抗した展開で、互いにゴール前まで進出できない時間が続いた。広島皆実は梶原亮や俵修造が積極的にミドルシュートを放って打開を図るが、枠を捉えられず。ゴールを脅かすには至らない。一方の尚志は、公式記録上で前半のシュートが0本。なかなか攻撃の糸口をつかめず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半に入っても均衡が破られないまま時間が推移。両チームとも前半よりは多くのチャンスを作り出したが、ゴールネットが揺れることなく終盤を迎えた。
先制点を奪ったのは尚志だった。69分、敵陣左サイドから慶野雄大がロングスローを投げ込み、ペナルティーエリア内での空中戦となる。混戦から最後は佐藤誉晃が押し込み、1-0とリードした。さらに77分には、競り合った佐藤が相手のオウンゴールを誘発し、追加点を挙げた。
試合は2-0で終了。終盤に2得点を挙げた尚志が競り勝ち、初戦突破を果たした。尚志は2日の2回戦で、宮城代表の聖和学園と対戦する。