コーナーキックから決勝点を奪った宮本鉄平(左) [写真]=瀬藤 尚美
第93回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が2日に行われ、群馬代表の前橋育英と和歌山代表の初芝橋本が対戦した。
インターハイベスト4の実力を誇る前橋育英と和歌山の名門・初芝橋本の対決は、拮抗した展開となった。前橋育英は28分、渡邊凌磨がドリブルからシュートを放つも得点には至らず。一方の初芝橋本は35分、高橋響が好機を得たが前橋育英ディフェンスの必死の守りに防がれる。両者ゴールを割ることは出来ず、0-0で前半を折り返した。
均衡が破られたのは67分、前橋育英が左コーナーキックを獲得する。キッカーは渡邊。右足で上げられたクロスを、ファーサイドで待っていた宮本鉄平がヘディングシュート。高めのシュートは立川小太郎の頭上を越え、ネットに吸い込まれた。前橋育英が待望の先制点を奪う。
同点に追い付きたい初芝橋本は、末吉塁らを中心に猛攻を仕掛けるが1点が遠く、1-0で前橋育英が逃げ切った。
前橋育英は1月3日に行われる3回戦で、山梨代表・山梨学院大附属と対戦する。なお、決勝は12日に埼玉スタジアムで行われる。
【得点者】
0-1 67分 宮本鉄平(前橋育英)