先制ゴールを挙げた右田翔(中央) [写真]=梅月智史
第95回全国高校サッカー選手権大会1回戦が12月31日に行われ、桐光学園(神奈川)と長崎総科大附(長崎)が対戦した。
2年連続10回目の出場となる桐光学園は川崎フロンターレ加入内定で日本高校選抜のDFタビナス・ジェファーソンやセレッソ大阪加入内定の195センチGK茂木秀、日本高校選抜のMF鳥海芳樹らが先発。一方、小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附はFW右田翔やU-17日本代表にも名を連ねるFW安藤瑞希、主将のMF薬真寺孝弥らが起用された。
試合は早い時間に動く。7分、宇髙魁人からのパスでディフェンスラインの裏に抜け出した右田がGKとの一対一を制してゴール左にシュートを流し込み、長崎総科大附が先制に成功した。
1点を追う桐光学園は38分、ペナルティエリア手前ゴール正面の位置で得たFKを鳥海が右足で直接狙ったが、このシュートはGKにキャッチされてしまった。
このまま長崎総科大附が1点をリードして前半を折り返す。
後半に入り51分、長崎総科大附は左からの折り返しをゴール前で受けた右田が左足で狙ったが、ここはGKに阻まれた。さらに58分、高い位置でボールを奪うと、宇髙がドリブルでDFをかわしてエリア手前右からミドルシュートを放つ。しかし、わずかにゴール左へ逸れてしまった。対する桐光学園は60分、鳥海がミドルレンジから右足で狙ったが、枠を捉えることができない。
すると69分、長崎総科大附が貴重な追加点を奪う。エリア内左でパスを受けた安藤が中央へラストパスを通し、薬真寺が冷静に右足ダイレクトのシュートをゴール左に決めた。
74分にはエリア内に抜け出した薬真寺がGKと一対一を迎えたが、ループシュートは惜しくも左ポストを叩き、ダメ押しゴールとはならない。それでも、残り時間で桐光学園に反撃を許すことはなく、試合はこのまま2-0で終了。長崎総科大附が桐光学園を破り、2回戦へ駒を進めた。
By サッカーキング編集部
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