攻め込まれる展開が続いた東海大仰星だったが、66分に先制点を決めた [写真]=鷹羽 康博
第95回全国高校サッカー選手権大会準々決勝が5日に行われ、東福岡(福岡)と東海大仰星(大阪)が対戦した。
前回王者で連覇を目指す東福岡は、3回戦で鹿児島城西(鹿児島)に3-0の完勝。対する東海大仰星は富山第一(富山)を2-0で下し、準々決勝へ駒を進めた。
最初にシュートを放ったのは東福岡。4分、左サイドで受けた小田逸稀がドリブルで仕掛けミドルシュートを打ったが、ボールは枠を外れる。その後も東福岡のペースで試合が進み、13分には相手のクリアボールを拾った高江麗央がロングシュートを放つと、ボールはバーに直撃した。
続く25分、東福岡は高江が蹴った右CKを小田が頭で合わせる。しかし、シュートはゴール正面へ行き、GKが落ち着いてキャッチした。
なかなかチャンスを作ることができない東海大仰星は31分、カウンターから大東史明が右サイドを駆け上がり、中央の藤山海星へボールをつなげる。しかし、藤山のラストパスは相手守備に阻まれ、決定機とはならず。東福岡が終始ボールを支配したものの、スコアレスで前半が終了した。
後半に入り43分、東福岡に決定機が訪れる。右サイドの福田湧矢がクロスを供給し、ボールはペナルティエリア中央で待つ青木駿へ。青木はフリーでヘディングを放ったが、シュートはゴール真上に外れた。
押し込まれる展開が続く東海大仰星は53分、藤山に代えて松山樹生を投入。すると66分、左サイドからのCKを玄尚悟がヘディングで合わせ、こぼれた球を吉田純平が押し込み先制点を決めた。
その後は両者一進一退の攻防が続く。しかし試合はそのまま終了し、東海大仰星が1-0で東福岡を下した。勝利した東海大仰星は7日に行われる準決勝で正智深谷(埼玉)と青森山田(青森)の勝者と対戦する。
【得点者】
1-0 66分 吉田純平(東海大仰星)
By サッカーキング編集部
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