十文字がPK戦を制し、決勝進出を果たした [写真]=吉田孝光
第25回全国高等学校女子サッカー選手権大会準々決勝が6日に行われ、十文字高校(東京)と修徳高校(東京)が対戦した。
初の決勝進出を目指す十文字は準々決勝で強豪・日ノ本学園高校(兵庫)を下して4強入りを果たした。対する修徳は3試合で22得点と圧倒的な攻撃力を誇り、準々決勝では常盤木学園高校(宮城)との打ち合いを4-3で制して準決勝へ駒を進めた。
立ち上がりは十文字がサイドからの攻撃を中心に敵陣に押し込む展開となる。すると8分、左サイドの鈴木紗理が上げたクロスに松本茉奈加がヘディングで合わせ、十文字が幸先よく先制ゴールを奪った。
だが、修徳もすぐに反撃に出る。10分、右サイドからのクロスがペナルティエリア右にこぼれたところを杉下夏菜が左足でゴール右下に蹴り込み、わずか2分で同点に追いついた。
その後は追いつかれた十文字が再び試合の主導権を握ったが、勝ち越しゴールは生まれず1-1でハーフタイムを迎える。
後半に入ると修徳がやや押し気味に試合を進めたが、決定的なチャンスを作るまでは至らない。対する十文字はセットプレーからチャンス作ったものの、相手GK斉藤未菜の好守に阻まれるなどゴールを割ることができず、試合は同点のまま90分が終了。勝負の行方はPK戦に委ねられることとなった。
PK戦では、互いに譲らず5人目までが全員成功させ、サドンデスに突入。先攻の十文字が9人目まで成功させて迎えた後攻・修徳の9人目が枠を外してしまい、勝負あり。十文字が9-8でPK戦を制し、決勝進出を決めた。
十文字は8日に行われる決勝で大商学園高校(大阪)と神村学園高等部(鹿児島)の勝者と対戦する。
【得点者】
1-0 8分 松本茉奈加(十文字)
1-1 10分 杉下夏菜(修徳)
By サッカーキング編集部
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