初優勝を飾った十文字高校 [写真]=吉田孝光
第25回全国高等学校女子サッカー選手権大会決勝が8日に行われ、大商学園高校(大阪)と十文字高校(東京)が対戦した。
大商学園は神村学園(鹿児島)、十文字は修徳(東京)をそれぞれPK戦の末に破り、ともに初の決勝進出を果たした。
大商学園の先発メンバーはGK西村清花、DF市政芽美、DF永島南、DF林かおる、DF常田菜那、MF林みのり、MF林涼香、MF阪本未周、MF常田麻友、FW久保田晴香、FW西山皐月の11名。十文字はGK川端涼朱、DF冨田美波、DF熊谷明奈、DF井上萌、DF豊原彩葉、MF鈴木紗理、MF蔵田あかり、MF源間葉月、MF松本茉奈加、FW村上真帆、FW中原さやかがスターティングメンバーに名を連ねた。
序盤に試合の主導権を握ったのは十文字。10分、源間がペナルティエリア手前から思い切ってミドルを狙うと、シュートは枠の右上を捉えたが、ここはGK西村がしっかりキャッチした。
11分には左サイドからのクロスにファーサイドの松本が頭で合わせたが、シュートは枠の上。19分には、村上からのロングパスでディフェンスラインの裏を取った松本がエリア内右から狙ったが、ゴール左へ逸れた。
その後は大商学園が安定した守備で十文字の攻撃を凌ぎ、スコアレスのままハーフタイムを迎える。
後半に入り56分、十文字は高い位置でパスを回すと、エリア手前左で受けた鈴木が左足で狙ったが、シュートはわずかに枠の右へ逸れた。
試合が動いたのは61分。高い位置でパスを受けた村上がミドルレンジから思い切って左足を振り抜くと、このシュートがゴール左上に吸い込まれ、十文字が先制に成功した。
1点を追いかける大商学園は敵陣に押し込む時間が増えるものの、シュートまで持ち込むことができないまま時計の針が進んでいく。一方、追加点を狙う十文字は90分、エリア内から源間が左足で狙ったが、シュートはクロスバーを直撃した。
チャンスを逃した十文字だったが、残り時間で大商学園に反撃を許すことはなく、試合はこのままタイムアップ。1-0で大商学園を下した十文字が初優勝を果たした。
【得点者】
0-1 61分 村上真帆(十文字)
By サッカーキング編集部
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