収録後に記念撮影をした清原果耶さん(左は振り付けを担当したshojiさん) [写真]=山口剛生
30日に開幕する第97回全国高校サッカー選手権大会で応援マネージャーを務める清原果耶さんが、大会史上初の試みとして挑んでいる応援ダンス企画の応援ダンスムービーが完成した。
同企画は今大会の応援歌であるMrs. GREEN APPLEの『僕のこと』に乗せて、選手たちや高校サッカーに関わる全ての人たちを後押ししたいという思いを清原さんがダンスで表現するというもの。全国大会5年連続出場の神奈川県立横浜平沼高校ダンス部員とともにパフォーマンスした。
限られたスケジュールの中、振り付けを担当したs**t kingzのshojiさんが「一番難しいものにチャレンジしてもらいました」というダンスを表現。公開されたムービーは横浜平沼高校で収録され、「練習を始めてから今日までの1カ月半がすぐ過ぎて、あっという間に今日が来てしまい、今朝も焦りや不安も多かったですが、撮影が始まってからは踊ることの楽しさや選手の皆さんや選手を支えている皆さんへのエールを、いかにダンスで伝えられるかを意識しながら、全力でダンスをさせていただきました」と振り返った清原さんは、「楽しかったです」と、笑顔で満足感を話した。
収録当日は雨との戦いにもなったが、何とか雨雲も待ってくれ、校庭でのシーンや教室でのシーンなどもつつがなく進行。すべての収録を終えると、ダンス部の生徒たちからサッカーボールを模した寄せ書きなどがサプライズでプレゼント。距離もグッと縮まったが、本企画はこれで終わりではない。
「ずっとダンスを続けていたわけではない彼女が、こうやって映像の作品を残すというのは、並大抵の努力ではできないこと。毎日のように練習している高校生たちが積み上げてきているところに、彼女は追いつかなければいけないということで、焦りもあったはずです。それをしっかりと乗り越えて、自分のパフォーマンスにしているということは、本当にすごい!」と、shojiさんも太鼓判を押すダンスは、1月12日に埼玉スタジアム2002で開催される準決勝の試合前に、大観衆の前でも横浜平沼高校の生徒とともにパフォーマンスされるからだ。
清原さんは、「まず、この企画は選手の皆さんや選手を支えてきたマネージャーさん、ご家族の皆さんなど、たくさんの方々に向けて発するメッセージだと思っています。その想いを一番に考えつつ、横浜平沼高校の皆さんと一致団結して、今日よりいいパフォーマンスができるように、これから練習を重ねたいと思います」と、力強く話すと、「(ダンス部の)仲間を信じて」最高のパフォーマンスを見せる意気込みを示している。
30日から始まる大会に向けては、今後の人生においても「間違いなくかけがえのない存在になると思います」と話す清原さん。「今までも、これからも経験してこなかった新しい場所に立つという、素晴らしい経験をさせていただくので、しっかりと目に焼き付けていきたいです」と、瞬間瞬間を大切にしつつ、応援マネージャーとしての責務を果たしていく。
By サッカーキング編集部
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