青森山田がPK戦を制した [写真]=瀬藤尚美
第97回全国高校サッカー選手権大会準決勝が12日に行われ、尚志(福島)と青森山田(青森)が対戦した。
試合を動かしたのは尚志だった。26分、右サイドからのフリーキックを染野唯月がニアサイドで合わせて先制に成功する。対する青森山田も後半に入ると怒涛の攻撃を見せる。56分に“10番”を背負う檀崎竜孔がPKで1点を返すと、63分には左からのコーナーキックを三國ケネディエブスが頭で合わせて逆転に成功する。
1点ビハインドとなった尚志は2年生の“エース”染野を中心に反撃に出る。すると68分、ペナルティエリア内でボールを持った染野が相手DFとGKを落ち着いてかわし、シュートを流し込む。73分には華麗なパスワークから、最後は抜け出した染野が落ち着いて沈め、ハットトリックを達成。尚志が再度試合をひっくり返した。
このまま試合終了かと思われた86分、再び試合が動く。途中出場の小松慧が値千金の同点ゴールを押し込み、土壇場で青森山田が同点に追いついた。試合はこのままタイムアップを迎え、勝負はPK戦に委ねられる。4選手が成功した青森山田に対し、尚志は2選手が痛恨のPK失敗。白熱の準決勝は、PK戦の末に青森山田が制した。
勝利した青森山田は、この後14時20分より行われる瀬戸内(広島)vs流通経済大柏(千葉)の勝者と対戦する。
【得点者】
1-0 26分 染野唯月(尚志)
1-1 56分 檀崎竜孔(PK/青森山田)
1-2 63分 三國ケネディエブス(青森山田)
2-2 68分 染野唯月(尚志)
3-2 73分 染野唯月(尚志)
3-3 86分 小松慧(青森山田)
By サッカーキング編集部
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