第98回全国高校サッカー選手権大会の準決勝2試合が11日に行われ、決勝に進出する2校が決定した。
第1試合では青森山田(青森)と帝京長岡(新潟)が対戦。立ち上がりから帝京長岡が押し込む展開となったが17分、田中翔太のヘディングシュートで青森山田が先制。後半に入ると47分には、1年生MF松木玖生の今大会4点目でリードを2点に広げた。対する帝京長岡は77分、田中克幸がドリブルで中央突破を図る。すると、対面するDFを次々とかわし、左足でシュート。これがゴールに吸い込まれ待望の得点が生まれる。その後も相手ゴールに迫った帝京長岡だったが、青森山田も必死の守りでこれをしのぎ、試合は2-1タイムアップ。青森山田が接戦を制して、大会連覇へ王手をかけた。
第2試合では静岡学園(静岡)と矢板中央(栃木)が対戦した。前半をスコアレスで折り返し迎えた後半アディショナルタイム、猛攻を見せていた静岡学園がPKを獲得。これを松村優太(鹿島アントラーズ内定)が決めて勝負あり。1-0で勝利を収め、決勝進出を果たした。
この結果、決勝戦の対戦カードは前年度王者の青森山田と、24年ぶりの全国制覇を狙う静岡学園の顔合わせとなった。決勝戦は1月13日にキックオフ。埼玉スタジアム2002で令和最初の選手権王者が誕生する。
■準決勝(2020年1月11日)
【青森】青森山田 2-1 帝京長岡【新潟】
【静岡】静岡学園 1-0 矢板中央【栃木】
By サッカーキング編集部
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