第99回全国高校サッカー選手権大会大分県予選決勝戦が15日に行われ、日本文理大附が大分を4-2で下し、初の全国大会出場を決めた。
2年連続で選手権へと駒を進めている大分と、初の大分県王者を目指す日本文理大附の一戦。試合は前半から拮抗した展開になる。大分トリニータ加入が内定している堤聖司の一発で大分が先手を取るも、ここまで14得点を記録している垣内太陽の同点弾で試合は振り出しに。前半はこのまま終了した。
後半も両者譲らぬ攻防戦が続く。大分が小畑智竜の得点で勝ち越すも、日本文理大附も東健翔のゴールで同点となる。諦めない姿勢を見せる両チームの激闘は延長戦へと突入した。
延長戦に入っても互角の闘いとなる。このままPK戦突入かと思われた延長後半終了間際、日本文理大附の東健翔が右足でロングシュートを狙う。狙いすました一撃がゴールに吸い込まれ、最後の最後で日本文理大附が全国を手繰り寄せる3点目を挙げた。さらに、アディショナルタイムにはヘディングシュートのこぼれ球を途中出場の中島翼が押し込んでダメ押し弾をマーク。試合はこのままタイムアップを迎え、4ゴールを奪った日本文理大附が初めて選手権への切符を勝ち取った。
By サッカーキング編集部
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