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チーム力、粘り強さ、そしてもう一つの武器…前橋商業は『ゼログライドシューレース』とともに選手権へ

2020.12.16

 冬の風物詩『全国高校サッカー選手権』。すべての出場学校、出場選手が全身全霊をかけて戦う夢舞台だが、前橋商業高校が今大会にかける思いは一際強い。

 今シーズン、前橋商業は地元・群馬県で開催予定だったインターハイ(全国高等学校総合体育大会)にすべてをかけるつもりでチーム作りをしてきたという。学業に専念するため、この大会を最後に引退予定だった選手もいた。だが、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスの影響により、インターハイは中止となってしまった。

 それでもすぐに気持ちを切り替えた選手たちは、自粛期間中も自発的にコミュニケーションを取りながらトレーニングを行い、個々のレベルアップとチームとしての一体感を強化。迎えた選手権予選では初戦からPK戦にもつれ込むなど苦戦続きだったが、驚異的な粘り強さを見せて選手権の出場権を勝ち取った。

 そんな前橋商業は、チーム力や粘り強さに加えてもう一つ、新たな武器を持って選手権を戦う。サポートを受けるミズノが11月に発売した『ゼログライドシューレース』だ。スポーツ用に開発されたこのシューレースには特殊シリコン加工が施され、通常のシューレースに比べてグリップが約120%アップ。「通しやすく結びやすい、でもほどけにくい」というサッカー選手にとって理想的なアイテムとなっている。

 実際に『ゼログライドシューレース』を着用してトレーニングを行った前橋商業の選手に話を聞き、使用した感想やシューレースがプレーに与える影響、そして選手権にかける思いなどを語ってもらった。

取材・文=本間慎吾
写真=野口岳彦

DF 上野大空(ウエノ タク)

――普段のプレー中、シューレースのどんなところが気になりますか?
細かいところですけど、一重のリボン結びだとほどけてしまうことがあって気になるので、ほどけないように二重に結んでプレーしていました。あとは紐が長すぎると気になってしまうので、そういう場合は丁度いい長さに切ったりしていました。

――今日のトレーニングではミズノの新製品『ゼログライドシューレース』を使用してプレーしましたが、感想はいかがですか?
本当にほどけにくいなと。グリップ力が高くて、一回結んだらなかなかほどけないという安心感がありました。

――ほどける心配がないというのは、選手にとって大事なことですよね。
本当にそのとおりです。このシューレースは結び目だけでなく、足の甲の部分の締め付けもすごくよくて、一度結べば締まった状態がしっかりキープされているなという印象です。

――基本的にはスパイクを買ったときに付属しているシューレースを使うと思いますが、付属品以外のものを使用したことはありますか?
色を変えたくて、もともと白だった紐を黒に変えたりしたことはあります。スパイクが変わったわけではないですけど、ちょっと気分が変わってよかったです。

――この『ゼログライドシューレース』は13色と豊富なカラーバリエーションが展開されていますが、気になるカラーはありますか?
ネイビーは合わせやすいし好きな色なので、いいなと思います。

――選手権に向けたお話も伺いたいと思います。今は左サイドバックでプレーしていますが、自分の特長はどんなところですか?
1年ほど前から左サイドバックをやるようになったんですけど、もともとは右サイドハーフをやっていたので、攻撃に関わりたいという思いが強いです。守備はちょっと苦手なので(笑)、攻撃の部分で活躍したいですね。

――左サイドバックにコンバートされたときの率直な気持ちを教えて下さい。
新しい挑戦ということで前向きに捉えました。初めてのポジションなので完璧にはできないということを周りの選手もわかってくれたし、自分にできることをやろうという気持ちで、楽しんでプレーしていました。

――目標としている選手はいますか?
レアル・マドリードやブラジル代表で活躍しているマルセロ選手です。すごく攻撃的な選手なので、目指したいスタイルだなと思います。

――お話を聞いていると攻撃意識がとても高い選手なんだなと感じるのですが、逆に守備面で監督に指摘されることはないですか?
すごくありますね(笑)。そこが自分の課題だなと思っています。

――厳しい予選を突破して選手権の切符を掴みました。チームの強みはどんなところでしょうか?
粘り強さですね。予選でも後半に強さを発揮して勝ち切る試合があったり、本当に粘り強く戦えるチームだと思います。

――その要因は?
チームとして戦えているからですかね。Bチームや1、2年生など、試合に出ることができない選手も含めて勝ちにこだわるんだ、勝ちたいんだっていう気持ちを強く持っているので、最後の最後でゴールを奪うことができたり、勝利につなげることができているんだと思います。

――それは予選を通じて培ってきたもの?
そうですね。例えば桐生第一なんかは確実に自分たちよりも技術が高くて防戦一方だったんですけど、そういう試合に勝ってこれたというのがすごく自信になりました。

――今年はコロナウイルスの影響で、選手権の開催も危ぶまれていました。特別な1年だからこそ、という思いは強いですか?
そうですね。今年はインターハイが群馬開催だったので、僕たちはそこを目標にやってきたなかでコロナの影響で中止になってしまい、すごく残念でした。ただ、例年ならインターハイを終えたタイミングで引退する選手もいるのですが、今年は誰も辞めませんでした。みんなで選手権を戦おうという気持ちになったので、かける想いは強いです。

――その選手権ではどんなプレーを見せたいですか? 意気込みをお願いします。
キックの精度が自分の武器だと思っているので、僕のクロスからゴールを生み出したいです。チームとしてはまず初戦を勝って、みんなで年を越せるように頑張りたいです。

FW 仲宗根純(ナカソネ ジュン)

――普段のプレー中、シューレースのどんなところが気になりますか?
一番はほどけやすいことですね。対策として二重結びをしていたんですけど、そうすると結び目が大きくなって、そこにボールが当たると痛みを感じることもあるので、気になっていました。

――今日のトレーニングで使用した『ゼログライドシューレース』はいかがでしたか?
触っただけでグリップ力がすごそうだな、ほどけにくそうだなと感じました。実際にプレーしていてもほどける心配がなかったので、すごくいいなと思います。

――全体の締め付け感やボールタッチの感覚などはどうでしたか?
結び目だけでなく、全体が緩むことなくしっかり締め付けてくれるので、安心感があります。ボールタッチについては、感覚的にすごく変わるということはないですけど、結び目や緩みが気にならない分、プレーに集中できるようになりました。

――『ゼログライドシューレース』はカラーバリエーションも豊富で、13色から選ぶことができます。
僕はシンプルなスパイクが好きなので、シューレースもシンプルなカラーを選びたいなと思います。

――選手権に向けても伺っていきます。自分の武器や特長を教えて下さい。
空中戦での競り合いや、フィジカルで相手とぶつかるプレーが武器です。あとは、チームで連動して守備をするときにスイッチを入れる役割を担うので、守備意識の高さは自分の特長だと思っています。

――目標としている選手やイメージしている選手はいますか?
ルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)選手です。FWとして万能で、なんでもできるので、目標としたい選手です。

――PK戦や劇的勝利など、苦しんだ予選を通じて成長できた部分はどんなところだと思いますか?
チームとしては最後まで諦めないということ。それからミスがあってもチームで声をかけて乗り越えてきたので、チームワークの部分で成長できたと思っています。個人としては、守備の意識が高くなったことや、チームのために走るという部分が成長しました。

――仲宗根選手が思う、チームの武器はどんなところですか?
全員で戦うことと、守備の強さ。それから勝負強さですね。

――予選を振り返っても本当に勝負強いなと感じます。これは伝統的なものなのか、それとも今年のチームが特別なのでしょうか?
伝統的にも勝負強さはあったと思いますけど、今年は特にそれが強いと感じます。一体感がすごいので。

――一体感が生まれたのは、コロナウイルスの影響も大きいですか?
そうですね。新人戦が準優勝ですごく悔しくて、チームとしては「次は絶対に優勝するんだ」という気持ちでインターハイにかけていました。だけどコロナの影響で大会はなくなってしまって……。でも、気持ちを切り替えて、自粛期間中もチームのみんなで連絡を取り合って、少人数で集まってトレーニングをしていたんです。

――それは監督からの指示ではなく、選手が自分たちで決めて?
そうです。自主的にやっていました。そういったことが積み重なって、一体感が生まれたんだと思います。

――最後に選手権での目標と意気込みを聞かせてください。
チームとしては前商らしく戦って、やっぱり優勝を目指したいです。個人としては、まず初戦に集中してコンディションを合わせて、チームのために頑張ること。そして得点に絡みたいです。

ゼログライドシューレース」の特長

[写真提供]=MIZUNO

○特殊樹脂加工により、シューレース表面のグリップ性約120%にアップ
シューレースの表面に特殊な樹脂加工を採用することで、通常モデル※1のシューレースと比べて、表面のグリップ性が約120パーセントに向上しました。これにより、スポーツをするときでもほどけにくいシューレースを追求しました。
※1 通常モデルとは、サッカーシューズ「モナルシーダネオセレクト」を指します。

○足の形にフィットしやすい薄型設計
シューレースの幅は約4mm、厚みは約0.9mmの薄型にすることで、足の形にフィットしやすい設計にしました。シューレースの両面に特殊樹脂加工を施すことでシュータンがずれにくく、さらなるフィット感をサポートします。

○自分の足にあわせて、シューレースの長さが選択可能
シューレースの長さは、100cm、110cm、120cm、130cm、140cmの5種類のサイズを展開します。一人ひとりの足の形や好みに応じて、シューレースを選ぶことができます。

○多彩なカラーバリエーション
シューレースのカラーは、13色の多彩なバリエーションで展開します。自分好みの色にカスタマイズしたり、チーム全員で同じカラーを揃えるなど、機能面だけでなくシューズをコーディネートする楽しさも提供します。

[写真提供]=MIZUNO



商品名 「ゼログライドシューレース
発売日 2020年11月13日
価格 ¥990(本体価格:¥900)
原産国 台湾
サイズ 100cm、110cm、120cm、130cm、140cm
幅 約4mm
品番 P1GZ2021
カラー 00:ブラック、01:ホワイト、02:レッド、03:グリーン、04:イエロー、05:オレンジ、06:ピンク、07:パープル、08:サックス、09:ネイビー、10:ブルー、11:シルバー、12:ゴールド
素材 合成繊維
※商品はシューレース2本セットです。

▼商品詳細はこちら
https://www.mizuno.jp/football/zero_glide/?cid=fbsk20201204

By サッカーキング編集部

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