第99回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が9日に行われた。
2年連続で準決勝に進出した帝京長岡は、堅守が持ち味の山梨学院と対戦した。試合は開始早々の1分、山梨学院の石川隼大が今大会最速ゴールを記録。1点のリードで後半を迎えた山梨学院は50分、ロングスローからDF一瀬大寿が強烈なヘディングシュートを突き刺してリードを広げる。しかし59分、帝京長岡はキャプテンの川上航立がネットを揺らして点差を縮めると、77分にはPKを獲得。キッカーを担当した川上は大胆不敵にも“パネンカ”を成功させ、試合は振り出しに戻った。フルタイムは2-2のタイスコアに終わると、PK戦は山梨学院が3-1で制して勝負あり。山梨学院は優勝した第88回大会以来の決勝進出となった。
一昨年度に全国制覇を成し遂げ、昨年度も決勝に進出した青森山田は、昨年度に続いて2大会連続準決勝進出を果たした矢板中央と対戦した。立ち上がりからチャンスを掴んだ青森山田は16分に安斎颯馬が先制点を挙げ、35分にはロングスローからキャプテンのDF藤原優大が押し込み追加点をマーク。2点のリードで折り返した青森山田は、後半立ち上がりに安斎がリードを広げ、50分に名須川真光がヘディングを突き刺す。74分には安斎がハットトリックを達成し、5-0で勝利した青森山田が3年連続で決勝進出を決めた。
山梨学院と青森山田は、11大会ぶりに決勝戦で対戦する。11年前の対戦では、大会初出場の山梨学院が1-0で勝利して初優勝を果たしていた。注目の決勝戦は、11日の14時5分にキックオフを迎える。
準決勝の結果は以下の通り。
■準決勝(1月9日)
【山梨】山梨学院 2-2(PK:3-1) 帝京長岡【新潟】
【栃木】矢板中央 0-5 青森山田【青森】
■決勝(1月11日)
【山梨】山梨学院 vs 青森山田【青森】
By サッカーキング編集部
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