高校サッカー選手権1回戦で関東第一と中津東が対戦した [写真]=金田慎平
28日、第100回全国高校サッカー選手権大会・1回戦で関東第一(東京B)と中津東(大分)が対戦した。
8大会ぶりに国立競技場が使用された今大会の初戦として、2大会連続(4回目)で全国大会へ駒を進めた関東第一と7大会ぶり5回目の全国出場を果たした中津東が対戦した。
序盤から関東第一がシュートを放ちペースを掴むと、13分に試合が動く。関東第一は右CKからアウトスイングのボールを入れると、クリアボールがゴール前にこぼれる。これにいち早く反応したMF若松歩が、右足でゴールネットを揺らした。
一方の中津東はその3分後、MF国広雄陽が敵陣深く右サイドでFKを獲得すると、国広自らが直接ゴールを狙う。しかし、ボールはゴール右上のバーを叩き、惜しくも同点弾とはならない。
すると22分、関東第一が追加点を奪う。敵陣中央やや左からペナルティエリア内へ上がったクロスを、FW本間凜がヘディングで中央へ折り返す。このボールに反応したFW坂井航太が、ワントラップから右足のシュートで左のサイドネットを揺らした。坂井の鮮やかな一撃で関東第一がリードを2点に広げる。
攻撃の手を緩めない関東第一は、前半アディショナルタイムにもゴールを決めた。敵陣ペナルティエリア手前でボールを持ったMF藤井日向が、右足のミドルシュートをゴール左上へと突き刺した。前半は3-0のスコアで40分を終える。
迎えた後半、次にゴールネットを揺らしたのも関東第一だった。43分、敵陣左サイドからのクロスは合わないものの、こぼれ球をMF肥田野蓮治がシュート。このボールの軌道をゴール前で待っていた本間が変え、ゴールへと流し込んだ。関東第一のリードは4点となる。
一矢報いたい中津東だが、関東第一のボールポゼッションや素早い攻守の切り替えでなかなか攻撃を完結させられない。
すると、関東第一がさらなる追加点を記録した。敵陣深く右サイドからクロスが上がると、ゴール前で待っていたMF平形京太がワントラップから右足でゴールネットを揺らす。そして勢いに乗る関東第一はその3分後、左サイドのクロスから今度は肥田野が左足ボレーで6点目を記録。
結局試合は6-0で終了し、ゴールラッシュを見せた関東第一が2回戦進出を決めた。
【得点者】
1-0 13分 若松歩(関東第一)
2-0 22分 坂井航太(関東第一)
3-0 40+2分 藤井日向(関東第一)
4-0 43分 本間凜(関東第一)
5-0 76分 平形京太(関東第一)
6-0 79分 肥田野蓮治(関東第一)
By サッカーキング編集部
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