関東第一が初の準決勝進出 [写真]=佐藤博之
第100回全国高校サッカー選手権大会・準々決勝が4日に行われ、静岡学園(静岡)と関東第一(東京B)が対戦した。
今大会ここまでの3試合で14得点を挙げている静岡学園は、立ち上がりからジュビロ磐田内定の古川陽介や清水エスパルス内定の川谷凪を中心に相手ゴールに迫ったものの、ネットを揺らすことはできず。スコアレスで前半を折り返した。
後半も静岡学園がボールを保持して攻め込む形で試合は進んだが、初のベスト8進出を果たした関東第一の守備を崩すことができず。それでも60分、左サイドの古川の突破からクロスを上げると、持山匡佑が頭で落とし、走り込んだ小泉龍之介が右足を振り抜き、静岡学園が待望の先制点を挙げた。
このまま終了かと思われた80分、左サイドを突破した日下空がゴール前へとグラウンダークロスを送ると、滑り込んだ坂井航太が押し込み、関東第一が土壇場で試合を振り出しに戻した。静岡学園にとっては今大会初失点となった。
この試合の初シュートで関東第一が追いついた試合はこのまま終了し、PK戦に突入。先攻の静岡学園は2人目の古川がGK笠島李月に止められ失敗。さらに3人目の西村湧志は枠外へと外した。一方、関東第一も3人目の坂井が枠外へと外し失敗。それでも、その後お互いに2人ずつ成功させ、関東第一がPK戦を4-3で制して初のベスト4に駒を進めた。
勝利した関東第一は8日に行われる準決勝で、前橋育英(群馬)を下した大津(熊本)と対戦する。
By サッカーキング編集部
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