先制点を決めて喜ぶ田口 [写真]=野口岳彦
第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、佐野日大(栃木)と岡山学芸館(岡山)が対戦した。
堅守速攻が売りの佐野日大に対して、初の8強入りを果たした岡山学芸館は序盤から攻勢をかける。12分、右サイドからのクロスのクリアボールを田口裕真がペナルティエリア外から左足のダイレクトでゴール右に沈め、岡山学芸館が先制に成功する。
前半アディショナルタイムには右45度の位置から反転してペナルティエリアに侵入した岡本温叶が右足で狙ったが、左ポストをヒットして得点とはならなかった。今井拓人の起点、サイドからの崩し、縦に速いボールを前向きにつけていくなど、多彩な攻撃の形を見せ、リードした岡山学芸館が優勢に前半を終える。
後半に入っても岡山学芸館ペースは変わらず、53分に追加点を獲得。左CKを岡本がショートコーナーで再開すると田口、岡本、山田蒼とつないで左サイドを崩し、シュート性のクロスをニアサイドで今井が押し込んだ。72分には中央から今井、山田とつないで左に展開すると、投入されたばかりの木下瑠己がファーストタッチでゴール右に流し込んで、決定的な3点目を獲得した。後半アディショナルタイムにはPKを獲得し、田邉望が冷静に沈めて、直後に終了のホイッスル。岡山学芸館が佐野日大に4-0で勝利した。
すでに選手権での同校史上最高成績を更新している岡山学芸館は初の準決勝進出。7日に国立競技場で青森山田(青森)と神村学園(鹿児島)の勝者と対戦する。
【得点者】
12分 0-1 田口裕真(岡山学芸館)
53分 0-2 今井拓人(岡山学芸館)
72分 0-3 木下瑠己(岡山学芸館)
80+4分 0-4 田邉望(岡山学芸館)
By サッカーキング編集部
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