決勝で2得点をマークし岡山学芸館の優勝に貢献した木村匡吾 [写真]=金田慎平
第101回全国高校サッカー選手権大会・決勝戦が9日に行われ、岡山学芸館(岡山)が東山(京都)を3-1で破り、初優勝に輝いた。
2得点の大活躍で岡山県勢初となる選手権制覇に貢献したMF木村匡吾(岡山学芸館/3年)は「立ち上がりは雰囲気に飲まれてしまい、あまり良いプレーができませんでした。後半からは全員で修正し、自分も得点という形で勢いを付けることができたと思います」と試合を振り返りつつ、「(優勝を)目標にしていました。まだ実感は湧かないですが、嬉しいという気持ちが一番強いです」と優勝の喜びを語った。
25分に先制したものの、その後は東山に試合の主導権を握られ、前半終了間際には同点弾を許した岡山学芸館。しかし、52分に木村の見事なヘディングシュートで勝ち越すと、その後は東山の反撃を凌ぎつつ、84分にロングスローの流れから再び木村がゴールネットを揺らし勝負を決めた。木村は後半のチームの戦いについて次のように語った。
「前半は嫌な形でボールを持たれている感じはしました。後半は守備でしっかりと修正できたと思います。チームとして、サイドをボールの取り所にして、前線からしっかりと限定することができました」
また、木村は自身の2得点についても言及。「得点を取りたいという気持ちはすごくありました。攻撃でも活躍できるボランチになりたいという思いもあったので、毎回結果を残すことができず悔しい気持ちでした」と自身の思いを明かしつつ、2つのゴールシーンを次のように振り返った。
「今までの試合では、自分自身が高い位置を取ることができていなかったので、今日は高い位置でプレーしようという思いはありました。1点目はクロスが良かったです。シュートに自分の気持ちが出たという感じですかね。2点目については、ロングスローがこぼれてくるというのは分かっていたし、チームとしても狙い所でした。『自分にこぼれてくる』という思いでゴール前に入りました。たまたまこぼれてきてくれて良かったです」
By サッカーキング編集部
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