2点を奪った前橋育英の2年生FWオノノジュ慶吏
第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が29日に行われ、前橋育英(群馬)と立正大淞南(島根)が対戦した。
序盤は立正大淞南が素早い攻守の切り替えから前に出たが、対する前橋育英も鋭いカウンターで応戦。お互いに決め手を欠くと、徐々に前橋育英がボールを保持するようになる。タッチ数の少ないパスワークで立正大淞南のプレスを交わしていくと18分、ボックス右で石井陽からのパスを受けたオノノジュ慶吏が左足でゴール左にシュートを沈め、前橋育英が先制した。
その直後、立正大淞南も左サイドを突破して決定機を作りだす。しかし、センタリング合わせた三島拓人のシュートはGKがセーブ。さらにこぼれたボールに升井泰雅が反応するが、このシュートもGKの好守にゴールを阻まれた。その後は再び前橋育英がボールを落ち着かせてチャンスを作ると、24分には佐藤耕太のシュートが相手DFの手に当たりPKを獲得。これを山﨑勇誠が落ち着いて決め、リードを広げた。
前半は前橋育英が2点をリードして終えると、迎えた後半に立正大淞南が反撃を開始。53分には左サイドからのクロスに大西侑磨が頭で合わせて1点を返した。しかし、66分にセットプレーの流れから右ポスト側にこぼれたボールをオノノジュ慶吏が押し込み、前橋育英が再びリードを広げる。
結局、試合はそのまま終了し、前橋育英が3-1で勝利。31日に行われる2回戦では、仙台育英(宮城)vs神戸弘陵学園(兵庫)の勝者と対戦する。
【得点者】
1-0 18分 オノノジュ 慶吏(前橋育英)
2-0 25分 山﨑 勇誠(前橋育英)
2-1 53分 大西 侑磨(立正大淞南)
3-1 65分 オノノジュ 慶吏(前橋育英)
By サッカーキング編集部
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