第102回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が29日に行われ、帝京大可児(岐阜)と柳ヶ浦(大分)が浦和駒場スタジアムで対戦した。
試合は序盤、帝京大可児が攻勢に出るが、柳ヶ浦も鋭いカウンターで応戦。すると26分、柳ヶ浦が左サイドからのCKをファーサイドで折り返すと、ボックス中央でクリアしきれなかったボールを中川 喜之輔が右足でダイレクトボレー。グラウンダーのボールがゴール左に決まり、柳ヶ浦が先手を奪った。
1点を追いかける帝京大可児は後半、県大会からゴールを量産し続けている“得点源”の加藤隆成が本領を発揮する。54分、松井空音の縦パスを明石望来が落とし、これを受けた加藤がボックス左から左足でゴール右にシュートを流し込んだ。これで勢いに乗った帝京大可児は61分、加藤が前を向いて仕掛けると、ドリブル中のボールをゴール正面のボックス手前から松井が右足でシュート。これがゴール右に決まり、リードを広げることに成功した。
結局、試合は2-1のまま終了となり、帝京大可児が逆転勝ちで2回戦への進出を決めた。31日に味の素フィールド西が丘で行われる2回戦では、佐賀東(佐賀)と対戦する。
【得点者】
0-1 27分 中川喜之輔
1-1 54分 加藤隆成
2-1 61分 松井空音
By サッカーキング編集部
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