先制点を決めた神村学園の名和田我空 [写真]＝兼子愼一郎
第102回全国高校サッカー選手権大会・2回戦が31日に行われ、神村学園（鹿児島）と松本国際（長野）が対戦した。
昨年の選手権では優勝候補と称されながらもベスト4で涙を飲んだ神村学園が、7大会連続11回目の出場となる今大会の初戦に臨む。一方、2大会連続6回目の選手権に臨む松本国際もこれが今大会の初陣だ。昨年の大会では初戦で米子北（鳥取）に1－2で敗れ、1回戦敗退。両チーム昨年の自分たちを超えるべく、それぞれの一歩を踏み出す。
試合は序盤の8分に動く。神村学園は自陣右サイドで細かくボールを繋いだところから、サイドに流れた日高元がボールを収め、体を張ったポストプレーを見せる。ボールを引き取った福島和毅からのスルーパスで西丸道人がペナルティエリア右の深い位置へ侵入。中央へ折り返すと、最後は名和田我空が冷静にゴールネットを揺らした。
早々と先手を取った神村学園は、その後もベガルタ仙台加入が内定している西丸を中心にゴールに迫る場面を作っていく。すると24分、神村学園は右サイドバックの有馬康汰を起点として、スルーパスで大成健人が右サイドを突破。中央への折り返しがゴール前にこぼれてくると、最後は内側を駆け上がっていた有馬が流し込んだ。
神村学園の2点リードで折り返した後半には、ベルギーのヘンク加入が内定している神村学園の左サイドバック・吉永夢希らがチャンスを作る。一方の松本国際も終盤に入ると、途中出場の元木夏樹がビッグチャンスを迎えたが、ループシュートは枠を捉えきれない。最終的にこれ以上スコアが動くことはなく、試合はタイムアップ。神村学園が2－0で松本国際を下した。
勝利した神村学園は1月2日、『等々力陸上競技場』にて開催される3回戦で、神戸弘陵学園（兵庫）と前橋育英（群馬）の一戦の勝者と対戦する。
By サッカーキング編集部
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