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近江の“キャプテン”金山耀太が初の決勝へ 「高校サッカーを牽引する」青森山田にも「自分たちを信じてぶつかる」

2024.01.07

近江の“主将”金山耀太(10番)[写真]=金田慎平

 第102回全国高校サッカー選手権大会・準決勝が6日に行われ、近江(滋賀)は堀越(東京A)に3-1で勝利し、決勝進出を決めた。試合後、近江のキャプテン金山耀太がメディアからの質問に回答した。

 史上初の決勝進出を決めた近江で、チームを牽引してきたのがキャプテンの金山耀太だ。ここまでの躍進を振り返り、金山は「1年間、シーズンを通して、一戦、一戦、先を見ることなく、目の前の相手と戦うだけだったので、ここまで来れるイメージはしていませんでした」と、決勝進出は大会前に想像できていなかったという。

 ただ、それでもここまで来れば、目標はもちろん優勝のみ。金山も「試合を重ねるごとにチームとしてすごくいい雰囲気でプレーできるようになっていますし、このメンバーで出来るのは、あと1試合しかないので、一瞬、一瞬を嚙みしめながら、やっていきたいです」と、必勝を誓った。

 決勝の相手は、高円宮杯プレミアリーグ王者の青森山田。プリンスリーグ関西所属の近江にとって格上の相手との対戦になる。金山は「(青森山田は)セットプレーを絶対的な強みとしているので、自陣でどれだけセットプレーを与えずに、自分たちが攻撃で押し込めるかが大事になってくるのかなと思います」と戦いを見据え、次のように意気込みを語った。

「高校サッカーを牽引するような存在で、高円宮杯プレミアリーグファイナルでも優勝していますし、絶対に簡単な試合にはならないと思うんですけど、これまでやってきた自分たちを信じてぶつかっていけたらなと思います。(個人としても)ここまでの出来は納得できていないし、まだまだやれる部分があると思っているので、非常に悔しい気持ちでいます。仲間が勝ちにつなげてくれて、次の舞台を用意してくれたので、決勝で良いプレーをしたいです」

 目指すは、史上初の優勝のみ。キャプテン金山耀太を擁する近江は、8日14時5分より国立競技場で青森山田との決勝に臨む。

By サッカーキング編集部

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