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3戦連発の流経大柏FW山野春太が今大会4得点目で“得点王”を射程に「目指しています」

2025.01.04

準々決勝で2得点を挙げ、得点ランキングの2位につける流通経済大柏のFW山野春太(写真=佐藤博之)

 第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、流通経済大柏(千葉)が上田西(長野)に8-0で勝利。圧巻の攻撃力を披露した流通経済大柏がベスト4進出を決めた。

 試合後、この試合の先制点を記録し、大量得点の口火を切った流通経済大柏のFW山野春太が取材に応じ、自身の得点を振り返りつつ今大会の得点王も見据えた。

 立ち上がりから裏のスペースを突いて得点機を創出していた山野は13分、ダイアゴナルな動きで左サイドに流れてパスを引き出してボックス内に侵入。そのまま右足でシュートを流し込み、3試合連続となる先制点をマーク。背後のスペースは「チームとして極的に狙っていた」と振り返り、「うまく得意な形で抜け出してスピードに乗ったままゴールまで流し込む状況まで持っていけた」と、狙い通りの展開だったこと明かした。

 さらに37分にも今大会4得点目となるゴールをマークした山野は、第86回全国高等学校サッカー選手権大会の得点王に輝いたOBのFW大前元紀(南葛SC)が記録し、流通経済大柏の歴代最多得点数となっている7得点まで3点としたことについて問われると、「大前選手の数字というよりは、得点王を取れれば。目指しています」とコメント。「3、4点狙っていたので、そこは満足できていない」との反省も口にしつつ、あと1点差に迫った得点ランクトップの座を見据えた。

 現在の得点ランキングのトップは、5得点のFW三鴨奏太(堀越)。しかし、堀越はすでに敗退となっており、これ以上の上積みはない状況だ。現状、4得点以上で勝ち残っているのは、山野とオノノジュ慶吏(前橋育英)の2選手のみで、最大2試合を戦うことができる状況だ。なお、後続にはチームメイトのMF和田哲平とMF亀田歩夢が3得点で追走している。

 準々決勝終了時点の得点ランキングは以下の通り。

■得点ランキング
5得点 三鴨奏太(堀越/2年)※敗退
4得点 山野春太(流通経済大柏/3年)
4得点 オノノジュ慶吏(前橋育英/3年)
4得点 高岡伶颯(日章学園/3年)※敗退
3得点 和田哲平(流通経済大柏/3年)
3得点 亀田歩夢(流通経済大柏/3年)
3得点 篠塚怜音(静岡学園/2年)※敗退

By サッカーキング編集部

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