日本代表やミランで活躍する本田圭佑 [写真]=Getty Images
ミランでプレーする日本代表FW本田圭佑の所属事務所、HONDA ESTILO株式会社は19日、世界を目指す人材を育成していく「Honda’s Philosophical Education（ホンダズ フィロソフィカル エデュケーション）」（通称：HPE）を発足させたことを発表した。
同プロジェクトは、日本の育成年代に対して本田自身の経験や考えをもとにした育成理念を伝え、世界で活躍する有望なサッカー選手の育成・人間教育を実施していく。サッカーの面では本田とともにロシア・ワールドカップ出場を目指す選手や、2020年開催の東京オリンピックで主力を担う選手の育成。さらには“教育”という観点から、日本を代表するビジネスパーソンや政治家のような、サッカーにとどまらず、グローバルな活躍ができる、世界と戦える“日本男児”の輩出も視野に入れている。
本田はHPE発足にともない、以下のようにコメントしている。
「皆さん、こんにちは。本日、発足致しました『HPE（Honda’s Philosophical Education）』の最大の目的はサッカーを通じて“グローバルな競争”に打ち勝っていくためのサポートをすることです。“グローバルな競争”というのは分かりやすくいうと世界中の人達と勝ち負けを競うことです。10年後、20年後は“グローバルな競争”をより身近に感じる時代になるでしょう。その時直面するであろう困難を乗り越えられる強さを、より多くの子供達に身につけてもらいたいという想いで発足させました。これは、私が世界のトップレベルで経験した事をようやく形にできました。『HPE』はサッカーを通じて子供達の夢実現の為に必要なことを追求し“グローバルな競争”に勝つための土台づくりをサポートしていきます」
HPEは（1）指導者養成アカデミー、（2）ジュニアユースチーム、（3）SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOLを軸としており、養成アカデミーで経験を積んだ指導者が、ジュニアユースチーム（現時点でS.T FOOTBALL CLUB、摂津パルティーダの2チームが参加）とSOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOLで指導を行っていく。
今回の発表に合わせ、摂津パルティーダは2015年4月の新中学校1年生を対象としたセレクションを12月7日と23日に万博大阪グラウンドで実施する予定となっている。