0-3で敗れたガンバ大阪 [写真]=兼子愼一郎
スルガ銀行チャンピオンシップ 2015OSAKAが11日に行われ、ガンバ大阪はリーベル・プレートと対戦して0-3で敗れた。試合後、ガンバ大阪の長谷川健太監督が会見に臨んだ。
東アジアカップの影響で主力を欠いたG大阪は、結果的には完敗に終わってしまった。0-3という結果に長谷川監督は「ホームでサポーターも沢山来て頂いて、期待もしてくださったと思いますけど、本当に勝てなかったことが残念でならないです」と悔しさを露わにした。
「こういうコメントはしたくなかった」と前置きしつつ、「ガンバらしいサッカーはできて、チャンスを作ることもできて、本当にあと一歩。特に後半は相手も地球の裏側から来て、暑さで足も止まっていたなかで、一点を返せれば畳み掛けるくらいの感じには試合を運ぶことができたというふうに思います」と、後半のプレーには一定の手応えを感じていた様子。
一方で「前半はパトリックの決定機もあり、いつも日本のサッカーのコメントになってしまうのが残念ですが、決定力の違いというところが今日の試合の結果にそのまま直結してしまったのかなと思います」と、再三チャンスを逃し続けたことが、敗戦の理由だと述べた。
長谷川監督は、リーベル・プレートが前半からアグレッシブに来るのか、引いて守って来るのか予想しづらかったと語り、試合が始まるとアグレッシブに来たことで「(選手は)慌ててしまってミスもありました。ただ、ゲーム前に『ミスがあっても逃げずにしっかりと(パスを)つないでいこう』とか『相手のコンタクトの強さやスピードは慣れてくれば必ずやれるし、時間が進めば絶対に自分たちのサッカーができるようになるので、始めから回避するのではなく、きちっと自分たちのサッカーをしていこう』という話をしていた」と、チャレンジする姿勢を崩さないよう指示したという。
また、前半はサイドバックで起用したMF井手口陽介を後半からボランチへ移したことについては「2点差を返さなくてはならないということで後半から井手口をボランチに上げて、サイドバックにハル(藤春廣輝)を使った。井手口も未知数な部分はあったと思いますが、非常に堂々とプレーをしてくれて、トップチームで十分使えるめどが立ったのかなと思っています」と、高評価を与え、「藤春にしても倉田(秋)にしてもさすがやっぱり代表だというプレーをしてくれたんじゃないかと思います」と、日本代表から合流して即試合に出場したDF藤春廣輝とFW倉田秋についてもコメントしている。
最後に「本当にこういうコメントをするのが悔しいし、リーベルは世界的なクラブですけど、Jリーグのチームがもちろんホームのアドバンテージがあるにせよ、やっぱり(こういう試合で)勝てるようになっていかないと、日本代表が世界で勝つということにつながらないと思う。まだACL(AFCチャンピオンズリーグ)も残っていますし、もう一度今年の最後にクラブ・ワールドカップに出てリベンジができるように、全員でまた力を合わせて戦っていきたいなと思っています」と、クラブ・ワールドカップでのリベンジを誓った。
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