左から大倉氏、安田氏、ピーター・ハウストラ氏 [写真]=山口剛生(Agence SHOT)
アンダーアーマーを日本で展開する株式会社ドームは13日、サッカークラブ「いわきFC」の運営を主事業とする「株式会社いわきスポーツクラブ」設立の記者会見を実施した。
いわきFCの代表取締役には現役時代に柏レイソルやジュビロ磐田でプレーし、引退後はセレッソ大阪のチーム統括ディレクターなどを経て、2015年に湘南ベルマーレの代表取締役社長を務めた大倉智氏が就任。
大倉氏は『いわき市を東北一の都市にする』、『日本のフィジカルスタンダードを変える』、『人材育成と教育を中心に据える』という3つのクラブビジョンを掲げた。
就任に際し「気力をもってこのプロジェクトを振興していく。いわきFCだけではなく、高校や大学などいろいろなところを巻きこみ、いわき全体を一つの三角形にしたい」と決意を口にした。
ドーム社の代表取締役、安田秀一氏は「欧米諸国を参考に、スポーツを通じて国を元気にしたい、改革をしたいという意気込みでやっております。皆さまも本気になって日本を変えていくという気持ちで見守ってくれればありがたい」とコメント。
チームの監督には、1995年からサンフレッチェ広島で2年間プレーした元オランダ代表のピーター・ハウストラ氏が就任。大倉氏は「オランダの選手育成のノウハウは非常に進んでいると感じていた」と招聘理由を明かした。
オランダの名門アヤックスのアカデミー監督も務めたハウストラ氏は「日本に戻りたいと思っていたので、今回のチャンスを引き受けました。いわき市復興のために何かを還元できることは特別なことだと感じ、今回のプロジェクトに参加しようと決めました」と語った。
23日には第1回コンバイン(セレクション)が実施される。応募資格はドームいわきベース(物流倉庫)で働きながら、プロを目指せる25歳以下の男性となっている。
By サッカーキング編集部
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