3日、フットサル大会『本田圭佑 presents 熊本地震復興支援 SOLTILO CUP』が海浜幕張の「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA」で開催され、発起人である本田圭佑(ミラン)率いるJAPAN DREAMチームが参戦した。
JAPAN DREAMチームには乾貴士(エイバル)や元日本代表の秋田豊氏、なでしこジャパンから熊谷紗希(リヨン)と岩渕真奈(バイエルン)、そしてFリーグからはフウガドールすみだ所属の稲葉洸太郎、清水和也、清家大葵とペスカドーラ町田所属の滝田学が集結。さらに、エキシビションマッチにはスペシャルゲストとしてウカスカジーが登場した。乾が得意のドリブルで観客を魅了すると、本田も負けじと左足シュートを流し込むなど、互いの負けん気がぶつかり合う試合展開に会場は大いに盛り上がった。
今大会は4月14日に発生した熊本地震を受けて、「サッカーで繋がる想いをひとつに、熊本にエールを!」という合言葉をもとに立ち上がったフットサル大会で、大会参加費の中から決勝ラウンド運営費を除いた全額が熊本へ寄付される。全国各地で開催された予選ラウンドには約100チームが参加。予選を勝ち抜いた約39チームがJAPAN DREAMチームへの挑戦権を懸けて決勝ラウンドで激突した。
そのドリームマッチでは、物怖じすることなく攻撃を仕掛けてくる一般優勝チームに「レベルが高かった」(乾)と1失点を喫したが、終わってみれば4-1とJAPAN DREAMチームが圧倒。熊谷に誘われて参加したという岩渕は「楽しくボールを蹴ることができた」と笑顔で大会を振り返った。
本田は、大会について「成功」と一言で総括すると、「今回は熊本支援が一つのテーマでしたけど、東日本大震災を含めて継続してサポートをしていかなければいけない」と継続的な支援が必要であると訴えた。そして、「多くの人が僕の誘いに乗ってくれたのはうれしかった」と賛同してくれたメンバーに感謝の気持ちを述べると同時に、「強いて言えば、開催時期は反省しています。もう少し早めていれば、多くの海外組を呼べたかもしれない。みんな『行きたい』と言ってくれていたので、ここに来ることが出来なかった選手の思いも、僕がここで代弁したい」と語った。
2日と3日に開催された決勝ラウンドで集まった募金と、大会の参加費から決勝ラウンドの運営費を除いた合計約100万円が被災地へ寄付金として届けられる。