授賞式に出席した本田。トロフィーとともに、副賞の賞金5000万円を受け取った
日本代表FW本田圭佑(ミラン)が5日、『デジタルガレージ ファーストペンギンアワード』の授賞式に出席。初代受賞者として表彰を受けた。
授賞式後の取材で「この1年で最もプレッシャーに感じたことは何か?」と問われた本田は、世界の大舞台でプレーすることよりも緊張したというエピソードを披露した。
ミランで10番を背負う本田は、「もちろんビッグクラブでプレーしているわけですから、7位で終わったらブーイングを浴びせられます。本業に対してのプレッシャーはすごく感じています」とサッカー選手としての重圧を語った。
だが最近、本田にはミランでのプレー以上にプレッシャーを感じた出来事があった。それは、先日アメリカ・ワシントンDCで開催されたUnited Nations Foundationの式典で行った“英語スピーチ”。「ワールドカップでプレーするよりも緊張しましたね(笑)。『日本語で質問してくれれば、1時間でも2時間でも話す』って言ったんですけど、英語だとね(苦笑)。ボキャブラリーもあまりないので、ずっと頑張って練習していました。その時のプレッシャーが今年一番かもしれないです」。そう笑顔で語り、会場を和ませた。
この賞は、海の中にいる獲物を得るために自らを危険にさらすことを覚悟して、氷床から真っ先に海に飛び込むペンギンになぞらえ、科学技術、芸術、スポーツなどの分野で世界を舞台に独創的な挑戦を続ける人を称えるもの。第1回は、現役選手でありながら、サッカー選手の枠にとらわれず経営者や教育者としての活動を展開する本田が選出された。
By サッカーキング編集部
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